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2024.1.6-7希望創発研究会(1月例会・オンライン)を実施

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2024.1.6-7希望創発研究会(1月例会・オンライン)を実施

2024年1月16日

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 1月6日(土)-7(日)、希望創発研究会(1月例会・オンライン)を実施し、県外企業人、高知県内企業人合せて11名、学生10名、その他関係者15名の計36名が参加しました。

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1日目
基礎セミナー「ビジネスモデルの視点から-持続可能な価値提供の視点から各チームの活動を点検・展望する-」講師:中島大輔氏(高知大学客員教授、日本電気株式会社)

 これまで議論、検討してきた各チームのプランの現状確認や今後の進め方をイメージする目的で、「ビジネスモデルキャンバス」を活用したワークショップを実施しました。各チームで進めてきた議論の内容を共通のフレームに落とし込む中で、チーム間での共通認識を図り、全体像の把握を行いました。参画者からは「整理することで、これまで深く考えてこなかった点がよく分かった。」「このタイミングでビジネスや持続可能性についての視点が入ることで、アイデアの取捨選択が促進され非常に有効だと感じた。」という感想がありました。

 午後からは終日各チームに分かれて、チーム対話を行いました。
 

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2日目
基礎セミナー「思考と論述のトレーニング」講師:佐藤智子氏(東北大学)

 希望創発研究会の修了時に提出を予定している「論述書」の作成にむけて、アカデミックライティングの基本についてお話をしていただきました。論理的思考の基本を踏まえて、「論理的に書く」意義を理解し、個人ワークを挟みながら書き方の基本を学ぶ機会になりました。

 その後、3月の最終報告に向けて、それぞれのチームに分かれて対話を重ねていきました。高知在住メンバーが大学キャンパスに集まるチームもあり、活発な意見交換を行いながら、研究テーマについて、議論を深めました。

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 最後に、希望創発研究会の参加学生が中心となって活動が開始したSeekersの活動報告が行われ、様々な学びの場の提供の報告と今後実施する取り組みの告知がありました。

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 次回2月例会は、久しぶりに対面での開催となります。これまでオンライン上で検討を重ねてきたテーマについて、現地で検証を行うチームもあるようです。残すところ2回となった希望創発研究会。月例会以外にもオンライン会議システムを活用してチームメンバーは活動を続けています。未来を考える活動は続きます。


<参画者の声>
■基礎セミナー「ビジネスモデルの視点―持続可能な価値提供の視点から各チームの活動を点検・展望するー」での学び、感情の動きなど

・ビジネスモデルキャンパスのようにフレームワークを使って思考を整理できたので、メンバーの考えと個人の考えをすり合わせることができたと思うので、こういったフレームワークを活用して議論することは大事だと思った。その中ででてきたアイデアについて議論することは純粋に楽しかったし、楽しみながら発想することで良いアイデアがどんどん出てきたので、改めて楽しむことは大事だと感じた。
・全体を抽象的に定義した後、一つ一つを深堀するということを学んだ。これにより、チームで作業する際に、全体を俯瞰してから詳細に取り組めたので話の流れがつかみやすかった。

■基礎セミナー「思考と論述のトレーニング」での学び、感情の動きなど
・論述書を書くにあたり、事実や評価、意見を分けて考えることはとても重要だと分かった。今までは、なんとなく文章を書いていて明確に意識できていなかったので、これからは改善していきたい。
・論拠を全く意識していなかったので、今後は意識していきたい。また、事実、評価、意見をきちんと見極めることを大切にしたいと改めて感じた。
・ロジカルシンキングという言葉を知っていたが、意味はよくわかっていなかった。今回のセッションで意味が分かり、トレーニングしていこうと感じた。

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