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2023.12.9-10希望創発研究会(12月例会・オンライン)を実施

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2023.12.9-10希望創発研究会(12月例会・オンライン)を実施

2023年12月19日

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 12月9日(土)-10(日)、希望創発研究会(12月例会・オンライン)を実施し、県外企業人、高知県内企業人合せて10名、学生9名、その他関係者14名、参画企業関係者5名の計38名が参加しました。

1日目
進捗状況報告、チーム対話

 これまで半年間、各チームで取り組んできた研究活動の進捗状況について報告を行いました。これは3月に行われる最終報告に向けて、質問や意見をいただくことで自チームだけのチームワークでは気づけなかった課題や問題点に気付き、残り3ヶ月となった研究会活動のブラッシュアップの機会になっています。チームメンバーがシャッフルされた小グループに分かれて、研究テーマに込めた想いやプロセス等の報告を行いました。
 午後からのチーム活動では、いただいた意見を持ち寄り、対話を重ねました。

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2日目
セミナー「明日からはじめるローカルプロジェクト~覚えておくとたぶん役立つ9つのメソッド~」
講 師:若狭 健作氏(株式会社地域環境計画研究所 代表取締役)

 昨年度に引き続き、尼崎市のまちづくりの仕掛け人である若狭氏を講師にお迎えし、プロジェクトを始める際に身近なところから始められる視点について、「勝手にしやがる」や「交代でやってみる」等9つのメソッドに沿って様々な取り組み事例の紹介がありました。質疑応答では「尼崎にこだわる理由」や「コトを始める時の入り方は?」、「アートやイケてる等センスに刺さるようなものは人に関心を持ったもらうために必要な要素と感じているか?」等様々な角度からの質問があり、研究会活動へのヒントを得る機会になりました。

チーム対話
 午後からはセミナーで得られたヒントを踏まえて、チーム対話を行いました。

 今回の例会では、これまでのチームでの活動を報告することで、曖昧な部分が明確になり、具体的に取り組むヒントを得られたようです。残すところ1月、2月、3月の3か月となった希望創発研究会。今後も研究活動は続きます。

 

<参画者の声>
■協働セミナー「明日からはじめるローカルプロジェクト」での学び、感情の動きなど

・取組が住民と一緒にやる事が、継続のポイントになっている。如何に巻き込むか、とまず自分と協力者を一人見つけて実施する事が大事なんだと学んだ。改めて高齢者(人生の経験者)が主役になれる場を提供できるアイデアを探していきたいと感じました。

・小学生からやり直すや、泥団子など、どれもとても面白い取り組みで、「面白がる」ことの大切さ、人が自分で動きたくなる仕掛け、「目的」を先に言ったら負けにとても感銘を受けた。また、人が楽しんでいる風景を思い浮かべながら考えるといいアイデアが出そうだと感じた。

・とてつもないエネルギーを頂いた気がしています。共感できる部分が多いのにとんでもないことを行っているような独特の感覚がありとても楽しかったです。
若狭さんのような方が各自治体に一人ずついるような世の中になればもっと良い国になると思いましたし、希望創発のようなプロジェクトで育成すべき人財ではないかとも考えました。
自分自身もなるべく楽しい発想で物事を捉えたいと思っていますが、すぐに硬い考えに寄ってしまうので重要な場面では若狭さんを思い出したいと思います。

 

■進捗状況報告会やセミナーを踏まえて、両日のチーム活動で得た「結果(分かったこと)」、それを踏まえて「次回以降どうするのか」
・簡単に始めるし、簡単にやめるというのがすごく印象に残った。いろいろな意味で、試行錯誤を繰り返し、行動に移す。いいと思ったら、すぐ始める。明日から始める。間違ったと思ったらすぐ修正する、やめる。この判断って、簡単そうで大変難しい。特に、巻き込む人が増えれば増えるほど簡単なわけじゃなくなってしまう(影響が出てします)。軽快に動きながら、熟考することが大事なのかなと思いました。

・創発するという意味がなんとなく理解できたような12月でした。
チームでワークするという感覚とチームで共通する何かを見つけ、どのような価値を提供できるのか?という大きな視点で物事を考えられるように少しだけなったような気がしています。ありがとうございます。
 

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