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2023.5.13-14希望創発研究会(5月例会・オンライン)を実施【2023年度開始】

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2023.5.13-14希望創発研究会(5月例会・オンライン)を実施【2023年度開始】

2023年5月23日

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 5月13日(土)-14(日)、令和5年度の初回となる希望創発研究会(5月例会・オンライン)を実施し、県外企業人、高知県内企業人合せて10名、学生12名、その他関係者15名の計37名が参加し、センター長挨拶から研究会がスタートしました。


1日目
 「理念醸成セミナー-希望創発センターとは-」、「『希望』について皆で考えてみる!」他

 初めに大島副センター長から、本センターの設立に至った経緯を紹介した後、「我々の住む世界」、「『考える』ということ」等の今後の活動のベースとなる考え方について、様々な事例を挙げながら説明が行われました。
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 午後からは小グループに分かれて、自己紹介を行い、午前の話しで気になった点や「『希望』って何だ」をテーマに話し合う時間を持ちました。

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 続いて、渡辺センター長から自身の変化を確認するための自己分析について、また、1年間終了時にチームメンバー間で行われるピアフィードバックについての説明がありました。

 

「希望創発学生活動(Seekers)から」
 希望創発研究会が始めて開催された2018年度に、社会人と対等な立場で対話をすることにハードルを感じた学生が多くいました。そこで、学生が自信をつけ、自分から話せるようになるために学生企画としてSeekersが設立されました。対話すなっく(哲学カフェ)を始め、現在では様々な活動が展開されています。代表の本学研究員・宝金さんより動画等も踏まえて説明がありました。
 

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2日目
「自己紹介インタビュー(参画者、教員)」

 講師の谷 俵太氏がインタビュアとなり、参画者と教員の一人一人にインタビューをする形で自己紹介を行いました。

講師 谷 俵太氏(本学客員教員)
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「私の気になる高知について」
 午後からは、県外、県内の5,6名の小グループに分かれて、「私の気になる高知について」をテーマにざっくばらんに話をしました。これから始まるチーム活動では、高知を現場とすることもあり、情報を数多く出し合い、見えている世界の違いも感じるセッションとなりました。
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 令和5年度は、新たに3社の企業からの参画が決まり、計11名が全国から高知大学に集まります。また、企業人と話が出来る貴重な機会に魅力を感じた学生が様々な学部から登録をしています。『共に語り、共に学び、共に創る』仲間たちが集まり、希望創発研究会の令和5年度の活動が始まりました。


<参画者の声>
■あなたが理解した「センターの理念・基本方針」

・普段の自分の生活圏内を飛び越えて様々な価値観の人とあなたが考える希望とは?という問いに対して意見交換や刺激、三現主義での体感を通して自分の中の真の希望というもの探索し、チーム内でそれを持ち寄り意見交換し新らしい取組みとしてやってみたい事を生み出す(創発)こと。と理解しています。

・学生や教職員だけでなく全国の企業の方々と対等に話し合い、時代の変化や科学の進歩、様々な問題に応じて私たちが今後何を考えどのように生きていくのかを探求していく。また、高知県という自然豊かな環境を活かし地域や社会との連携を行っていく。

・学生や社会人、年齢や職種など全然違う色んな考えを持った人が集まって、共に語り、知り、学び、創る=Why(なぜ?)を大切に面白い事を自分達も楽しみながら行う!
 この理念の背景には、効率化重視でHOW toのみを考え、物事の本質Whyを考えなくなってしまっている現状があり、Whyを考えることがとても大切で、それが無いと新しいものを創れない。また、たくさんの「差」に身を置いて語ったりすることで、より多くの事を感じることができ、自分が楽しまないと続かないし、楽しいは創造に繋がるため。


■話してみて、お互いをよく知り合うワークショップ
・希望についてと高知について意見を出し合った。希望については、自分では考えていなかった考えを聞くことができ、社会人経験を得て分かった「希望」であったり様々な意見があることが分かった。また、まだまだ高知には知らない世界が多くあることを実感しすべてを自分の目で確かめたいという気持ちになった。

・このような機会がなければ出会うこともなかったような役職や年代が異なる人たちが一つのテーマについて互いの考えを基に話し合い深めていくことで思考の多様性や変移について新たな知見を得ることができ、新たな視点を得ることができたと思う。

・社会人かつ県外の方々がそろったチームであり、県外からみた高知県を考えながらアイデアを出していった。各自がとらえている高知県の魅力や、それだけでなく問題をあげていくなかでどうしたらその問題を解決できるのかを他の社会人のメンバーがアイデアに次々と具体性をつけていくことへのすごさを体感して社会人として勉強になった点があった。
 それに付随して、話していくことでアイデアがたくさん出てくることの楽しさもあり、定型的な業務しか行っておらずクリエイティブなことをあまり実施できていない自分からしたらとても新鮮でいい経験になった。
 

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