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2022.1.8-9希望創発研究会(1月例会)を実施

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2022.1.8-9希望創発研究会(1月例会)を実施

2022年1月27日

1月8日(土)-9日(日)、高知大学希望創発研究会(1月例会)を対面とオンラインのハイブリッドで実施し、東京など県外企業人、高知県内企業人合わせて13名、学生12名、その他関係者22名の計47名が参加しました。

1日目
ワークショップ「思考と論述のトレーニング」
講師:佐藤 智子氏(東北大学)
1月例会と2月例会の連続セミナー前半です。希望創発研究会の年度終わりに提出を予定している「論述書」の作成にむけて、アカデミックライティングの基本をお話いただきました。「誰にでも伝わる」レポートを書くポイントを学んだ参画者からは、日常業務や授業の中で役立てたいとの感想が寄せられました。


<参画者の声>
・学生時代に少し学んだ程度で社会人になってからは学術的なレポートとは無縁な世界で過ごしていたので、本日の講義は非常に学びの多い時間だった。結論から述べて、根拠を示すのは普段の業務の中でも大事なので、本日学んだことを実務でも活かせていけるよう振り返りをきちんとやりたいと思う。ただ、学術的レポートは言葉尻がどうも堅苦しくなるのは読み手からすると、読み慣れていないので疲れてしまう印象がある。(もちろん読み手は同業者などになるので、そこは問題ないのだろうが)

・学生としてお恥ずかしながら、アカデミックライティングには、なんとなく小難しいイメージがあった。ただ、本講義でご提示いただいた例を拝見しながらイメージが変わった。大前提として、読み手の理解の順序および思考の構造を書き手がコントロールできるような、分かりやすい文章であり、かつ根拠となる情報は信頼に足る文献から引用されている文章。すばらしいなと思った。また、文章を書くという行為は、知の創造であり、書くことによって頭の中で情報を整理できたり、新しい思考にたどりつけたりできるものであるというのも、書くことへの好感を覚えたし、そのスキルがつくほど、書くことに執着したいと思った。

午後はチーム活動。各々が「思索と対話」の時間を過ごしました。


 

2日目
チームの進捗状況報告会を行いました。これは3月の最終報告会に向けて、聴衆から質問や意見をいただくことで課題に気付いたり、残り2ヶ月となった研究会の取り組みについて優先度を整理するための機会です。
午後からのチーム活動では、進捗状況報告会で出た意見を参考に対話を重ねました。



<参画者の声>
・他のチームのテーマや進め方から参考になったこと、いただいた意見で参考になったことが多々あった。その後のチームミーティングでは、いただいた意見を参考にチームの「問い」を文字にすることを行った。残りの時間で、その「問い」に対するチーム内での方向性を裏付けるアンケートを実施し、そのアンケートを踏まえ最終提案に結び付けていく予定。

・今までチーム内で同メンバーと対話を重ねていたので、他のチームの進捗具合を確認させて頂くとともに、別の視点・考え方を聞くことができ大変有意義だった。

・自分たちが今までに考えてきたことをチーム外の人に伝える、相手に伝わるように論理立てて話すということを経験して議論の内容を振り返ることができたし、今の自分たちに足りないこと、考えなくてはならないことが明示された。

・自チームの考えを深めることができたので、いい機会になったと同時に、他チームのユニークな考え方に出会えることができて、発想の幅が広がった。

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