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2021.3.13-14希望創発研究会(3月例会・オンライン)を実施

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2021.3.13-14希望創発研究会(3月例会・オンライン)を実施

2021年3月31日

3月13日(土)-14日(日)、希望創発研究会(3月例会・オンライン)において、令和2年度最終報告会を含む最終のプログラムを実施し、企業人18名、学生17名、参画企業関係者及び修了生17名、その他関係者34名の計86名が参加しました。

1日目
最終報告の前に各チームで意識共有を行った後、池田センター長より開式の辞。いよいよ最終報告会が開始となりました。チーム1から順に、皆の想いを大切にしながら、現場視察や収集した様々なデータを基に議論を重ねて辿り着いた考えについて報告を行いました。

午後から、ブレイクアウトセッションで『小グループに分かれての質疑応答』の後、お二人のコメンテーターより各チームにアドバイスをいただきました。その後、『チーム振り返り』『全体振り返り』を行いました。
コメンテーター 神戸大学 祗園 景子氏、株式会社ビズジーン 開發 邦宏氏

2日目
午前は、この1年間苦楽を共にしたチームメンバーと互いのことを振り返る『多面レビュー』を行いました。事前に記載してきた自己分析シートを基に各自が発表した後、チームメンバーからコメントをもらいます。思わぬ自分の特徴についてコメントもらった学生は、嬉しそうにメモを取っていたことが印象的でした。

チーム2の様子

午後は、谷 俵太氏(希望創発センター 客員教員)がインタビュアーとなり、全員の参画者が一人ずつ、研究会活動を振り返り、得られた学びを中心としたインタビューが行われ、「仕事で『そもそも論』を言うようになった」「考えることが楽しくなった」等の話しが聞かれました。その後、『希望創発とは!』の講演では、この1年間の取り組みを繋げる支援として大島副センター長からお話があり、修了式、そして閉会となりました。

令和2年度希望創発研究会は無事終了いたしました。本研究会の活動にご協力をいただいた団体、個人の皆様、参画企業等関係者の皆様の多大なるご支援を賜りましたこと、心から厚く御礼を申し上げます。

<各チーム最終報告に対する参加者からのメッセージ>
チーム1
・コロナにより大きな価値観の転換が起こっており、面白い切口だと思います。自分らしく生きるとは?を常に自分に問える教育が求められます。
・「自分らしく」「幸せな生活」って考えてみると、とても難しいですよね。私の幸せって何?と考えてしまいます。

チーム2
・離れて暮らす高知の新たな家族、「高知のおじいちゃん・おばあちゃん」ができることは、ゲストファミリーの生活や人生にどのような良い変化・彩りをもたらすと思いますか?
・この事業にはホストとなってくれる協力者の存在が必須です。手を挙げてくれるホストを、どう増やしていくのか。そこは、マッチングよりもさらにハードルの高い、人と人の繋がり・信頼関係をいかに構築していけるかにかかっていると思います。ぜひ頑張ってください。

チーム3
・不便益の講演と通じるものを感じました。余計なもの、無駄なものを楽しむこともまた人間の本質なのかなあと強く感じました。
・10年後のニューノーマルが「ちょうどいい」を選択できる社会になっていて欲しい。最近よく聞くテーマなので、現在でもうすでにシフトしているのかな、と感じる。
・個々人にとってのちょうどよさに加え、たとえば地球規模の環境容量にとってのちょうどよさなども考えに入れてもよかった。

チーム4
・感性を磨くアイデア、これからの社会では必要だと思います。
・出発点が楽なとこと、安易なところから出発していないので、みんなの悩みとグルグルしている様子が想像できます。効率ばかり求められるこの世界で、何度も立ち止まり、答えを見つけていこうとする姿勢が愛おしいし、自分たちも同じようにその道を通ったので、仲間だと思います。一緒に酒を飲みたいです。

チーム5
・ハードルを下げる、というのは確かに大事だと思うし、その観点での占いやゲームなど全く関係ないと思われるところからつなげていくのがおもしろい。
・学生=希望=キャリアになってしまっているように見えた。俯瞰的に検討できれば。
・企業側も自社の将来のビジョンを示して、学生に未来の希望を持ってもらうための努力が必要だと感じました。

チーム6
・人が集まるという意味もあり皿鉢料理を選んだというところが、未来に文化を残す意味もあって良い。
・社会的課題に目を向けて、具体的なアクションプランに落とし込めているのが良かった。

チーム7
・あるべき姿に固執せず、時間のながれを気にせず、社会のプレッシャーを振り払える空間を具体的に提案していてわかりやすい。
・大人版森の幼稚園の場所とターゲット(年齢層、季節、家族or団体)を絞り込んで、ツアーに取り込みすれば都会の喧騒から離れて、忘れられない時間を過ごせるイメージを具体的に落とし込めばニーズは高いと思われる。
・心の降る里をどのようにして広めて発展させていくかは、今後も色々と考えてもらいたいです。人生の中では長い時間をかけて考え続けるのも良いと思います。
 

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