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2020.2.8-9希望創発研究会(2月例会)を実施

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2020.2.8-9希望創発研究会(2月例会)を実施

2020年3月3日
2月8日(土)-9(日)希望創発研究会(2月例会)を延べ81名で実施しました。
 
1日目、2日目
【チームで喧々諤々議論】
最終報告会に向けて、各チームの議論にも熱が入ります。



   
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Bテーマ「医療・介護分野での課題解決」に取り組むB8チームから届いた「地域交流ワークショップ開催レポート」をご紹介します。
 
1月30日、高知県越知町横畠地区にある「山笑ふ横畠集落活動センター」にて、町の関係者様向けに、地域の交流を通じた活性化のアイデア提案・ワークショップを開催しました。
B8チームでは、2018年度から引き続いて「高齢者をイキイキ元気にしたい!」というテーマで研究に取り組んでおります。現場視察やヒアリングのパートナーとして、こちらも2018年度から引き続き、越知町地域包括支援センターの保健師の方々にご協力をいただいており、今回は集落活性化のアイデア提案と、地域の方々へのワークショップ開催に向けたテスト実施を目的に訪問し、関係する職員の方々に3つのワークショップにご参加いただきました。
越知町は高知市から車で1時間ほどの山間地にあり、日本の他の中山間地域同様、過疎高齢化や人口減少、地域産業の衰退などの課題を抱えています。しかし、その課題を掘り下げていくと、町を構成する63集落の、ひとつひとつの集落ごとに異なる課題を持っていることがわかってきました。2019年度はその集落の中の横畠地区について、保健師の方々とともに半年間議論を繰り返してきました。
この日はチームのアイデアとして、アボカドを使った交流を生むワークショップを提案し、地域への展開に向けたモデル実証として、実際に関係者様に試していただくという目的で訪問しました。アボカドを「知る」「食べる」「植える」という3つのテーマで構成し、昼食を挟んだ4時間に渡る長丁場でしたが、偶然立ち寄られた地元農家の方に試食をしていただいたり、ご自身のアボカド体験記をお話いただいたり、初めてのアボカド調理だという職員の方にも、包丁を使って剥き方を体験していただいたり、終始笑いの絶えない楽しいワークショップとなりました。最後には「食材を知り印象が変わった」「調理体験での驚き」「熱を入れると美味しかった」など率直な感想をいただき、また今後町で展開するために、高齢者にどうやって受け入れてもらうのか等の課題を共有させていただきました。貴重なご意見は、持ち帰ってチーム全員で共有し、以降の例会で議論を深めることができました。
こちらの準備不足で至らない点も多くご指摘もいただきましたが、机上議論ではなく実際に検証できたことは非常に多くの学びや気付きがあり、越知町の関係者の皆様には、大変感謝しております。今後の展開も含めてさらにブラッシュアップしていきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願い致します。ありがとうございました。






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