【コラボ考房プロジェクト】令和元年度第4回ブラッシュアップ会開催

2020年2月27日

2月15日は今年度最後のブラッシュアップ会が開催されました。今回は春休みに入ったこともあり、各人予定が重なり参加人数は少なく7団体14名でしたが、その分、少人数ならではのアットホームな雰囲気でいつもより親密なコミュニケーションが図れたように伺えました。

 

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さて、参加発表団体のトップバッターは、前回新規企画発表をしたばかりの「ちーむちゃりんこ☆」です。
さっそく自分達は課題だらけ、ということに気づいたこの1か月でした。そう自覚しつつも、前向きに一つ一つそれらの課題を整理して向き合って突破口を探りつつ取り組んでいます。

 

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企業の方から早速具体的な依頼がすでにありました。この依頼で具体的にまず自分達の組織がさし当たり何を体制として整えるべきなのか必要なのか明確になり、必要なことが洗い出しできたようです。企業との具体的な打ち合わせ等、活動が急速に進んでいますが、一歩一歩焦らず、解決策を見出しながら、組織の目標、軸を大切にしながら、活動を進めていきたいとしています。

 

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他の団体からのコメントシートには、
●すでにもう他のセミナーにいくつも参加していて驚いた!見習いたい。
●「学生さんが制作する」という点が強み。是非それを活かしてほしい!
といろいろと他にも激励と応援の感想がありました。

 

この1か月の間に『企業情報説明会』や『経営力アップセミナー』に参加しています。その行動力と学ぶ姿勢が本当にすばらしい。とても感心した見習いたいというコメントからも他団体への良い刺激になっています。目標に向かって活動が前進しますように-会場全体が応援している空気感に包まれていました。

メンバー一人一人がそれぞれ協力し合うことで、可能になる活動だと思うので、各役割分担を上手に工夫しながらチーム全体で前に進めていけるといいですね。

 

 

2番目の発表は、「#ケセラセラ」です。まもなく1年が経ちます。あっという間です。これまでの活動を振り返って、これからの活動に対する自分たちの課題の洗い出しをしてきました。


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当初の活動の目的や軸はぶれることなく大切にしながら、この一年、まずは高知大学の地域活動団体とつながることを意識しました。各団体の組織運営や活動や各団体が活動している地域の魅力にふれることや情報収集に重きをおいてきました。

今後は、NPOや福祉関係や観光業界等いろんな分野の人や組織とつながって協働することを意識しながら、計画的にスケジュールを立てて一つ一つ行動に移していこうとしています。今よりもさらに一歩、二歩と具体的な歩みをメンバー総出で一緒に進めていけるように、解決策をスケジュールに取りいれました。1年を経た組織の成長をとても感じました。


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先生方や他団体や社会人ゲストの方からも意見やアドバイスをいただき、グループワークでも共感を得られることも多く、元気をもらいました。

 

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続いては、春以来久しぶりの発表となった「土佐の懸け橋ハンプロ」です。狩猟を通じて若者の後継者不足や鳥獣被害の現状を知ることによって、狩猟の意義を広める活動をしています。今は2年生中心の2代目メンバーです。この一年間の活動を振り返り発表しました。

 

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2年目の活動の幅の広がり方、その飛躍はメンバーの増えた人数と比例しています。小学校など教育の現場でも授業の一環で役割を担った活動ができました。地域のイベントにも積極的に参画し関わってきました。香美市の学生活動に対する支援金も2年連続支援金をいただいています。
 

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ただ、立ち上げ当初のメンバーは今現在4年生と忙しくすっかり引退した身となっていて、2年生だけで先輩の想いを受け継いで活動を実践していく過程では、やはり方向性に迷った時もあったそうです。新規企画に悩んだ時等も積極的に先輩のところに押しかけて相談、議論もしたそうです。
ハンプロがこのようにうまく世代交代できた要因の一つは、このような4年生の先輩と2年生の後輩が垣根を超えて、遠慮しすぎずに顔をあわせて、それぞれの想いや意見をぶつけあって疑問点を話し合い、一緒に話す場と時間をもてたことがとても大きいと思いました。

 

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今後の展望として、もっと地域の人との連携を深めながら狩猟そのものの知識を深めて交流していきたいとのこと。「メンバー全員がリーダーだよ」という意識で、各人積極的に活動や運営に関わってほしい、そうした組織運営をめざしたいとのことでした。


どの団体にも言える共通の課題でもありますが、メンバー一人一人がモチベーションを同じように保ちながら、全員で活動を進めていくことの大切さとその難しさ、工夫の仕方、重要性を随分と考えさせられた発表でした。


 

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「あだたん!!!!」も代替わりしたばかりです。今回は1年生の3人が発表しました。団体の継続は6年目で、活動拠点の日高村は、この間オムライス街道やシュガートマトなど地域の魅力として県内でもすっかり認知度が高まりました。

同時に、地域での学生の立ち位置、関わり方も定着した感もあります。それらも含めて今後の活動として先輩から受け継いたものを実践しつつも、改めて自分たちが新たに始めてみたいことを新規開拓・模索もしながら、新たな目線で新規団体というくらいの気持ちで活動を有意義に楽しく続けてみるのもいいのではとエールがありました。

 

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まずは、引き継いだばかりの1年生です。日高村の魅力をもっともっと自分たち自身が新鮮な気持ちで「知る」ことから始めたい。そして春には新たなメンバーを迎えられるよう新歓イベントに力を注ぎたいと、来年度への活動の抱負が述べられました。

 

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最後は、今回のゲスト団体の発表です。若者をネットワークでつなぐ等つながりを意識して人材育成を促進することを目的としたNPO法人「四国青年NGO HOPE」です。

これまでの3部門の事業に、今年度新たに地域を意識したHOPEの合宿事業を担う新規事業FACEの紹介がありました。

 

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法人化した学生団体で安定した継続性もあり、主に毎回各テーマを設けた合宿を通して、参加者の自己の成長を試みる事業が主体です。その手法は合宿の参加と企画ですが、全国各地から合宿で知り合いつながった学生のネットワークがすでに構築されています。

「自分だからできることって堂々と言えますか?」
「地域との関わりを身近に感じていますか?」

と参加者に問いかけがありました。

 

直近の合宿のテーマは「見つけて魅せる」とのこと。


合宿の具体的な内容・詳細は参加当日まですべて明かしておらず、あえて当日のお楽しみとしている部分があるのも広報戦略の一つとのことで特色です。

一方で、その詳細が申込の時点でもう少し知りたい、という会場からの率直な声も届きました。

 

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丁寧に一つ一つ質問に対して受け答えをしながらFACEの今後の広報の在り方など模索するよい機会にもなりました。

プレゼンでの受け答えは、とても好感度が高く印象的だったので、今回参加者の多くは1年生が占めていたこともあって、さすが地域協働学部の先輩!と感じた方もいたのではないでしょうか。


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後半のグループワークでは、テーマは「組織運営について」話し合われました。
トップダウン?それともボトムアップ?

組織を動かしていく際のメンバー間のモチベーションを保つ工夫、そうしたいろいろな代表としての悩みや責任感、グループメンバー間の情報の伝達、情報共有の仕方、他組織との連携、体制の整え方等・・・・話題は尽きません。


各グループでテーマをきっかけにして話が盛り上がっていました。

もっともっと深く掘り下げて議論するには、与えられた時間はとても短く、「もっと時間があったらいいのに」という要望の声もアンケートにありました。

 

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ぜひ、今回参加した皆さんは、欠席だった他のメンバーと共有をお願いします。

より来年度の活動が充実して楽しく意義あるものになるよう、「今回得たもの」をそれぞれフィードバックし活かしていただけたら幸いです。

 

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皆さんがこのように自分達で自主的な思いで活動をすること、活動しているその過程でぶつかったり悩んだりしている壁、障害=悩みや、感じた課題は、すぐに全て解決できるものではないかもしれないけれど、応援する人、組織、先生、企業のみなさんが周りにいてくれるので、何かをきっかけにしてきっと前に進めます。

 

 

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社会に出たとき、君たちの将来にまた何かの場面で今と同じような悩みに直面することもあるかもしれません。きっとあると思います。しかし今の経験が、失敗も成功体験もすべて大きな経験値になり、自信となって、解決の糸口を見つけ出す力になるはず。学生のうちに、非常に大きな座学だけでは得られない、得難い学びができていると本当に思うので、大人の自分はとてもうらやましい!と社会人ゲストの方が言われていたことはとても共感しました。

 

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来年度は今以上に、より日常的に、より学生の皆さんが主体的・自発的に相互ネットワークを意識しながら、各団体それぞれがスキルアップを図れる場づくりができることを願っています。

学生ならではのワカモノの感性と自主的な想いと熱意で、それぞれの地域での活動が「楽しく」続いて、地域も元気になり賑わいを生み出すきっかけになれば、より有意義となってさらに楽しく充実したものに感じられ自分達の活動の意味も実感できるようになると思います。その活動がさらに学びにつながった時は、自らの成長につながっていくものと思います。

 

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3月中に、恒例の学生主体の新歓イベントの打ち合わせも行う予定です。

ぜひ集まりましょう。
ご参加いただいた皆さま、ご協力ご支援ありがとうございました。
以 上

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