【コラボ考房プロジェクト】平成30年度 コラボ考房ブラッシュアップ会 第2回開催

2018年10月25日
  2018年10月13日(土)高知大学朝倉キャンパスにて今年度第2回のコラボ考房プロジェクトのブラッシュアップ会を開催しました。
 
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 今回は支援団体2団体、先輩活動団体2団体のあわせて計4団体19人が参加。活動発表と意見交換&テーマをもとにしたワークショップによる団体相互交流を行いました。
 
 今現在採択されている支援団体2チームは、今年1月に活動を始動し、いよいよ年度活動計画の終盤戦を迎えようとしています。
 
 発表団体のトップバッターは「さきはま大好きプロジェクトさきらぶ」のメンバーです。
 
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 室戸の佐喜浜地域の伝統食‘こけら寿司’や伝統芸能‘俄芝居’と出会い、佐喜浜地域ならではの魅力に触れてその魅力を他の人たちにも伝えたい、広めたい、佐喜浜を訪れる人を増やしたい、そんな「思い」から活動を開始したグループです。
 
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 「パンフレットの作成やホームページでまず地域のことを知ってもらおう」と取り組み、もっと学生らしい視点を随所にちりばめた内容にしようと今内容を充実させているところです。1月を目標に完成させる見込みとのこと。楽しみです!
 そして、ブログもさっそく立ち上げました。
 
さきらぶのブログ.png

 メンバー全員で更新頻度を高め、佐喜浜の魅力をいろんな分野で学生目線から情報発信していきます。
 
 〇さきはま日記  https://sakihama.hatenablog.jp
 上記アドレスチェックを是非。応援してくださいネ。
 
 続いて今年度の支援団体「土佐の懸け橋ハンプロ」のメンバーが発表しました。
 
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 ハンプロのメンバーは、シカやイノシシ等の野生動物による農林業や森林に対する被害の問題、また高齢化によるハンターの減少といった課題に、‘狩猟’という切り口で向き合おうと取り組んでいます。農学部という専門性も活かしています。
 今年度は活動地域の一つでもある香美市より補助金も得られ、今秋からの本格的な狩猟シーズンに向けて経済的な負担となっていた免許取得費用や頻度の高いわなの見回り活動に伴う移動経費等の支援が得られました。
 
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 鳥獣被害の状況や対策などの提案活動も地域の人たちとともに調査をしたいとのこと。さらにゆくゆくは若者世代へ、他の大学生たちへもこうした活動の周知を行うべく広報用パンフレットも製作予定です。
 
 全国の大学12大学の狩猟団体が一堂に会するサミットにも代表が参加し他大学と意見交換したり猟場の見学もしてきたそうです。夏休みに屋久島のジビエ解体処理施設を見学したメンバーもいて、そうした経験や知識や情報をグループで共有しました。
 
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 次は、先輩活動団体の発表です。キャッチフレーズは「エコな野菜で地域と環境を応援!」。大豊町の地域団体とつながりながら、8年にもわたって継続している虹野菜工房(ファーム)です。
 
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 クールベジタブルの説明もしっかりなされ、用語を始めて耳にした学生も納得!発表者の堂々とした分かりやすいプレゼンもさすが先輩4年生、お見事でした。
 
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 活動を始めたばかりの団体にとっては、「コンセプトがしっかりとしていてストーリー性がある活動だから、長く活動が続いていると思った」との感想。学生だからできること、いろんな工夫をして活動を代々継続させてきていることなど、長きに継続している秘訣を垣間見ることができたようです。
 これからまた代替わりの時期です。どう後輩に「思い」をつないでいくか、新メンバーの確保も課題であるのは、他団体と同様。そこは長年地域とすでにつながってきた強みを活かして上手に後輩メンバーにバトンをつないでいってもらいたいと思います。
 
 最後はバリアの視点からまちを元気に!! 地域まちづくりプロジェクトコンパスのみなさんです。
 
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 この団体の特徴は自由に誰でもいつでも参加しやすい雰囲気づくりに努めていること。メンバーが多い理由となっています。4分野の各部門に代表がおかれ、部門間相互の連携を常にとりあっています。メンバーは自由にいつでも興味関心のあるものに参加できるように、また学部やキャンパスが異なるメンバーも多いため、連絡や情報の共有・交流を目的にミーティングを月1回実際に顔をあわせて行っています。その場で「思い」を共有。
 
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社会人ゲストのお一人もご自身の活動領域や分野と重なっていて共感できる部分が多かったようで感心しておられました。
 
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 さて後半のワークショップ。テーマは「思い」を伝えていくには?上級生から下級生へ。高知大学から他の大学へ。
 
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 毎回、意欲をもって実施に行動に移し活動している学生たちの活動によって、いろいろと考えさせられたり様々な刺激をいただくことは多いと思います。
 
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 ときに大人側の意見やアドバイスは、こうした学生たちの活動によって現状を直接的に解決することにはつながらないし、なかなか課題解決に至るには難しい・・・・とついあきらめに近い気持ちを前提にしてしまいがちですが、若者たちの発意によるこうした地域活動が生み出される土壌がなければ、今の取り組みのきっかけもなかった・・・というような声を地域の人から耳にしたりもします。
 
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 少子高齢化や中山間地域の活性化や地域の文化・伝統の継承問題など、どの地域でも共通する日本社会の抱える現状・課題を見据え、まずは若い次世代の人たちが自らの意思でこうしたさまざまな活動によって多角的・多方面から地域にアプローチできる環境は重要で、活動の意義は大きいと改めて感じました。
 
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 学生活動を潤滑油にしながら、地域で何かが小さく動き出すこと、そのきっかけができること、そうした可能性をゼロにしないこと-。活動している学生たちは、きっとそれぞれ未来の先に自分達の活動の意味を見出すことでしょう。 
 
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 いろいろ感想を述べてくださった社会人ゲストの皆さま、先生方そして今回参加した学生のみなさん、ありがとうございました。

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