【えんむすび隊】ぶしゅかんを守れ!しまんと網張り大作戦!!in四万十市大屋敷

2015年10月24日

 大屋敷ブシュカンプロジェクト網張大作戦は失敗のち成功

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 10月24日土曜日、えんむすび隊は四万十市大屋敷地区へと向かいました。
 当日は天気に恵まれ絶好のえんむすび隊日和?
 と・こ・ろ・が・・・
 なんと、前日にこのプロジェクトの中心人物である地元の方が、ハチの襲撃にあってしまい、急遽プログラム変更。

 大屋敷地区では、地域活性化の取り組みとしてブシュカンを育てて出荷していこうという取り組みが始まろうとしています。今回は、そのブシュカンの圃場となる場所で、鳥獣害対策の網張りをしようというものです。
 当初の予定は、網張りの講習を受けた後、網張り体験、ブシュカン料理の試食、鳥獣害対策教室、ブシュカン教室、そしてワークショップというものでした。

 ところが、えんむすび隊直前に、圃場に大きな蜂の巣がみつかり、学生たちが安全に活動できるようにと、地元の方は蜂の巣を駆除しに行ってくださったのです。その時、なんとハチの逆襲にあってしまい、急遽病院へ行かれたそうです。処置も早く、ご本人は当日ピンピンしていたのですが、7箇所ほど刺されて、しばらくしたら視界がせまくなってきたとか・・・。
 ということで、蜂の巣が現場に残ってしまったため、急遽、現場を離れ、安全な田んぼで網張のデモを行うことに。

 

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今回集まったのは、総勢40名近く。大学、地元の方々、市役所、JAさん、鳥獣害対策機器のメーカーさんや販社さんなど。
 まず、田んぼで網張り講習。この杭打ち大変なんです。網張り後は、JAの鳥獣被害対策専門員の小野川さんによる鳥獣害の実態やその対策についての取り組み講習。現地の実態を生々しくお話してくださり、農家にとって鳥獣害がどれほど深刻な問題なのかよく理解できます。
 お昼になると、学生たちは人生初の鮎焼きを体験させてもらったり、ブシュカンを味噌やおじゃこと和えたブシュカン味噌で新米のおにぎりを試食。すだちとの食べ比べもしてみましたが、ブシュカンは香りよく、素朴でマイルドな酸味で、とてもやさしい味です。
 さて、まだまだこれで半分です。その後は四万十市役所ブシュカンプロジェクトの牽引役である小谷補佐によるブシュカン教室や地元の山本さんによる大屋敷の取り組み紹介。ここで、なんとホッカホッカのハチ対策教室。前日、どんなことをしてどんな目にあったのか、ハチの怖さをしっかりと教えて下さいました。
 その後は学生たちによる「大屋敷を元気にする大作戦」の検討です。
 石垣の魅力活用から、ブシュカンレシピの開発やクラウドファンディングの活用まで、今回は参加した学生たちは3、4回生で、その観察力やアイディアはなかなかのもの。ありふれた日常を学生たちがどのように感じるのか、地元の皆様にも少しでもお役に立てればと思います。

 地元の皆様方には、お手間になるにもかかわらず、学生の安全を優先頂き、安全に充実した内容を過ごさせていただくことができました。ありがとうございました!

当日参加した学生の声をご紹介します。ぜひご一読ください。

 

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●医学部看護学科4年女子
 地元の方が率先して「地域を守ろう」という思いを持って自分たちでいろいろ学びながら行っているということを感じました。とても皆さん勉強熱心でこちらが学ばせていただきました。
 鳥獣対策は中山間地域の方にとって死活問題なのだと映像や地元の方のお話から直に学ぶことができました。人と野生動物の共栄共存は難しいのかもしれませんが知恵や知識がある分人間が何とかすべき問題なのだと感じました。
 仏手柑をどのように全国ブランドにするか?とても難しいとは思いますが、知られていない分、自由な発想で大胆な試みができると思いました。植樹ツアーや仏手柑料理教室、新商品の開発など、まだまだ考えることが出来ると思いました。今回のように外部の人間を交えて共に考える勉強会のようなものをもっと開いてもいいと思いました。地元食材の昼食、美味しかったです!!

●理学部理学科3年女子
 大屋敷の方々はみんな温かく、地域のよこのつながりが強い所だなと感じました。イノシシやシカなどの被害が多く、その被害から作物を守るために、今回のような地域全体で金網を張る作業に取り組まれていてステキだなと思いました。困ったことがあったらみんなで協力して、助け合いながら地域のよさを守られていることが分かりました。また、地域で取れるものは新鮮で様々な野菜があって皆さんが元気に暮らされているのが、その自然の豊かさと人々の温かさが秘訣なんだろうなと感じました。

●人文学部国際社会コミュニケーション学科3年女子
 今回の活動に参加して害獣駆除の大変さを実感しました。実際に映像を見たりする中で、この地域の人たちが自分たちで対策しようと努力していて、素晴らしいと感じました。私は食べることが好きでこれに参加した理由も「ぶしゅかん」を食べたいと思ったからです。ぶしゅかんを食べてみて、ユズなどとは異なるフレッシュさを感じました。日本や世界にはこの美味しさを求めている人もいると思うので、まずは発信していくことが大切だと思いました。そのためには、まずは地元高知、四万十市以外の地域の人々に知ってもらうことが第一だと思いました。自分でもぶしゅかんの料理を作ってみたいです。

 

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