【えんむすび隊】古民家カフェのおもてなしを学ぶ・ひな祭りの準備お手伝い

2016年2月19日
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 佐川町ではさかわ観光協会が主催となり、酒蔵の道沿いの古民家や名教館や旧青山文庫等の歴史的建築物に大小さまざまなひな飾りを展示し、ひな祭りの期間に合わせて色々なイベントが企画されています。今回のえんむすび隊では、ひな祭りに向けたひな人形の飾りつけと、普段さかわ観光協会が行っている古民家カフェのおもてなしやマナーを教えていただきました。

 朝、佐川町に到着した学生は、上町地区の趣のあるまちなみに感動していました。一緒に飾りつけを行うNPO法人佐川くろがねの会の方へ自己紹介をし、ひな人形を飾るグループと竹飾りを作るグループに分かれました。どちらのグループも地域の方から教えていただきながら作業に取り掛かりました。ひな人形を並べた事の無い学生も多く、「ここはどうするの?」「これは誰の持ち物だったっけ?」「あ、それはこっちだよ」と互いに声を掛けあいながら並べ「こっちは現代風のお顔やね」「こっちは衣装が豪華」と、飾られたおひな様を見比べ感想を言い合っていました。
 
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 昼食をいただいた後、ケースに入ったお人形を名教館の中に並べ、そのあとは旧浜口家住宅内にもおひな様を飾り付けました。その後、いよいよ古民家カフェのおもてなしについて観光協会の方からレクチャーをして頂きました。和室での歩き方、お席の上座下座、お茶の出し方から声の出し方まで、普段カフェ運営をしている時に気をつけている事を教えていただきました。参加した学生の中にはこの春から就職活動が始まる学生もおり、熱心に話を聞いていました。

 

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 お世話になった皆さま、本当にありがとうございました。
 以下に参加した学生の声の一部をご紹介します。是非ご一読ください。

●理学部理学科3年女子 
 私の実家にはお雛様がなく、今まで今回のように飾ったことがなかったので、とても貴重な体験でした。中には、明治時代から使用されている道具もあり、歴史を感じるのと共に皆さんが大切に大切にされてきたことがすごく伝わってきました。また、名教館や青山文庫、古民家や酒蔵など、たくさんの歴史がつまった場所で、学ぶことが多くとても勉強になりました。お座敷でのマナーなど初めての事ばかりで楽しかったです。これからの生活や重要な場面でしっかりと発揮できるように心がけようと思います。

●教育学部生涯教育課程3年女子
私は今日、幼いころ母や祖母と雛人形を飾ったことを思い出しとても懐かしい気持ちになりちょっと落ち着いていたホームシックが発動してしまいました。今日のように「この子は太鼓を持つんかねえ」とたくさん話しながら昔私も飾っていたんだろうなと思うと、日本の伝統行事は家族との触れ合いを知らぬ間に作ってくれているのだと気づきました。日本の伝統行事は家族との触れ合いを生み出すことに気づき、日本っていいなと温かい気持ちになりました。また、私は今日一対一の関係の大切さを強く感じました。谷口さんが接客は「いち、いち、いち、いちよ」と言われており、先日の介護等体験で学んだ「一人」を大切にする教育について改めて考え直すことができました。目の前にいる「一人」を大切にする精神を学ばせていただきました。また、私は今日人生のモットーができました。それは「丁寧に生きる」ことです。日本の伝統文化に丁寧に向き合い、大切にする、そして、目の前の「一人」に対してていねいに接する。人やモノやコト…すべてに対して私は丁寧に生きていきたいと思います。

●教育学部学校教育教員養成課程1年男子
初めの竹の穴あけに始まり、ひな人形の準備や古民家カフェでの接客体験など、すべてが新鮮でとても楽しくさせて頂きました。佐川の皆さんがとても明るく気さくに接してくれたおかげでわいわいと活動ができました。移動のちょっとした時間にも佐川の皆さんがそれぞれ佐川の事を聞かせてくれて、みなさん個人個人がご自身の町を知っていて私たちに伝えようとしてくれていることに心が温かくなりました。町内のみなさんも互いに仲良く話されているのを見て佐川はいい町なのだと思いました。竹に花を飾り待ちにお雛様を一緒にところどころ飾り付けることにとても感動しました。歴史ある佐川の赴きある風景が活かされているし、その様子をいつまでも大切にしていただきたいと思います。

 

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