【S.O.S】学生ボランティアセンター、朝倉防災訓練に参加しました
S.O.S認定団体「学生ボランティアセンター」が昨年11月に高知学芸中学高等学校で行われた朝倉防災訓練に参加しました。その際の様子をメンバーの理学部3年・瀬尾奎太くんがまとめてくれました。ぜひご一読ください。
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平成26年度朝倉防災訓練
時:平成26年11月23日(日)
報告:瀬尾 奎太(SVC)
平成26年11月23日に学生ボランティアセンター(以下、SVC)は活動の一環として、朝倉防災訓練においてSVCとしてのブースを一つ設けさせていただきました。この話を最初に頂いたのは、当日の2、3ヶ月前にミタニ建設の方からでした。初めは、あまり何も考えておらず学生らしいことをしようと漠然と考えていましたが、いざ本腰を入れて考え出すとなかなか思い浮かばずかなり団体内でも試行錯誤しました。何とか、考えたのは「避難所風の寝床体験」、「防災カルタ」、「簡易担架体験」、「防災袋coconの紹介」そして「自分たちの団体の紹介」の5つをしました。今回のコンセプトは、当然防災を念頭に入れなければなりませんが、それと並行して「学生らしさ」というものを重視しました。これは個人的に非常に意義があるものと考えました。というのも、地域の人は学生が防災に関してそんなに真剣に考えていることはないだろうと思うのが普通だと思います。そのような方々へ学生も学生なりに防災について考えているのだということをアピールすることで、学生がやっているなら私たちもやらねばと考えてくださるといいなと考えたからです。実際、私たちのブースに来てくださった方から「学生さんもこんなことをしてるんやね」という驚きながらも感心されているような意見を頂きました。
当日は、老若男女さまざまな年層の地域の方々が来て下さり、私たちは自分たちが知っている防災に関することを頭から引っ張り出してきて地域の方々へお話をさせていただきました。中には、私たちより断然防災に詳しく、関心のある方から、防災に関すること(例えば、簡易担架は別に棒がなくても毛布だけでも可能であるなど)をご教授いただきました。子供たちも、周りの大人たちに負けず、防災のブースを楽しんでいました。ダンボールで作った寝床体験などでは、子供たちは「寝にくい」とか「床が固くて体が痛い」などと率直な意見を言っており、子供特有の真正直な意見をもらいました。私たち自身も、空き時間が出来ると、起震車体験などの他のブースに行き、私たちとは異なる視点からの防災について見て来ました。個人的に、起震車は非常に良い体験になりました。
最後に、私たちの団体は地域に出ていき何かをすることを目的としている団体です。何かをするとは、何とも極めて曖昧な表現ですが、それはあえてそうしている訳ではなく、私たち自身にも分からないのです。それを模索する一環として今回のような防災というものも一つの視点です。今回のイベントを通じて、再度私たちの団体の在り方を考えなければいけないなと感じています。
今回のイベントに際して、ミタニ建設の佐々木さん、高知県立大学のイケあいの方々、朝倉地区連合防災会の方々、高知大学の大槻先生のご協力無しには成し得なかったことです。この場をお借りして、感謝の言葉と代えさせていただくことをご了承下さい。ありがとうございました。また、最後までこの文章を読んでくださった方に誠意を込めて感謝させていただきます。
起震車体験をするメンバー
子供たちとの防災カルタ
避難所風の寝床体験
簡易担架体験