【えんむすび隊】漁業体験で上ノ加江の魅力を伝えよう!

2014年10月19日
141019-1.jpg
 
 

10月19日(日)。秋晴れの土佐路をえんむすび隊は一路西へ。参加した12人の学生は中土佐町上ノ加江地区で漁業体験と体験ツアーのブラッシュアップワークショップを行いました。

今回の企画は、上ノ加江漁業協同組合さんが取り組んでいる「漁業体験」プランに大学生など若い世代にもっと参加してもらうにはどのようにすればよいかとのご提案から実現しました。

当日のプログラムは、魚に触れることからスタート。ウロコを取って、魚を包丁で切るところまでを体験しました。最初はおっかなびっくりで包丁を握っていても終わるころには「せっかくだから魚の下ろし方も習いたかった」と欲が出た学生も。

141019-2.jpg
 
141019-3.jpg
 

その後、3グループに分かれて、仕掛け網やカニかご漁体験、和船漕ぎ体験、港での釣り体験を体験しました。網や籠を引き上げるたび現れるワタリガニや貝、魚に学生たちは目をキラキラさせて大喜び。中にはハリセンボンがかかった網もあり、「かわいい~」「初めてみた!」早速記念撮影。真ん丸にふくれたどこか愛くるしいハリセンボンは一躍、学生たちのアイドルでした。

141019-4.jpg
 
141019-5.jpg
 
141019-6.jpg
 

漁自体は、大漁で大喜びのグループもあれば、何も魚がかかっておらずしょんぼりのグループもありましたが、全員で採った新鮮なカニや魚をお昼にいただくと元気回復。

141019-7.jpg
 

午後のワークショップは、「1.今日の体験の魅力 2.課題 3.自分たちと同世代を集客するには(留学生は海外から集客するには)」の3点をディスカッションしました。
学生からは「高知市から比較的近い場所にこんな体験ができるところがあるなんて知らなかった。もっとSNSなどを使って情報発信すると良いのではないか」「交通手段がないと来にくいので、最寄駅からの送迎サービスがあるとよい」「最初は漁業と聞くと、正直イメージが良くなかった。危険できつくて・・・など。でも体験してわかったが漁場は港内で近くて安全だし、きれいだった。それをもっとPRしては」「生きた魚を自分で釣って、自分で釣った魚を食べるという体験は本当に貴重で楽しかった。その魅力をもっと伝えたい」などの意見が出ました。

141019-8.jpg
 
141019-9.jpg
 

でも参加学生が異口同音に最も感動したと答えたのは、当日お世話になった漁師さんの優しさ。漁をしながらいろんなことを教えてくれたことが何よりも嬉しかったそうです。
そんな学生たちの感想を以下に掲載しました。ぜひご一読ください。

★。・*

◆農学部3年 女子
バスを降りると青空ときれいな海が広がっていてとてもわくわくしました。高知市にも近い所にこんな場所があったのか?と驚いています。もう1つ驚いたのは、上ノ加江地区のみなさんの向上心の高さです。私たちが考えた案も、「それはもうやっちゅう」と言われることが多かったのでびっくりしました。元気で地域をよくすることに一生懸命なみなさんのファンになりました。欲を言うならもっとたくさんお話をしたかったです。本当に楽しかったし、おいしかった!です。また、今回は自分の力不足を痛感しました。
バスの中でのアイスブレイクや発表前の取りまとめなどではつい目の前のことで手いっぱいになってしまいますが、「目的は何なのか」ということを忘れずに動いていきたいです。

◆教育学部2年 女子
今日は、魚をさばいたり、和船に乗ったり、釣りをしたり初めての体験ばかりでとても楽しかったです。ご飯を頂いている時にお話して頂いた漁師さんが週末にお孫さんとイオンモールに遊びに行くと言われていて驚きました。ここに住む方たちにとってイオンモールは週末のお出かけ場所なのだと思うと私たちにとって上ノ加江漁港に来て漁業体験をすることを週末のお出掛けにすることは可能なのだと思いました。もっともっと上ノ加江を身近に感じたいと思いました。
私は将来家庭科の教員を目指しています。これから魚について栄養面からもしっかり勉強して魚の魅力を語れる先生になりたいです。そして漁業体験を授業として展開していきたいです。

◆農学部1年 女子
今回初めて漁を体験でき、しかも捕った魚やカニを昼食に食べられたことはとても貴重な体験でした。自分たちで仕掛けの網を引き揚げたときの、魚がかかっているかという期待感やわくわく感は忘れられそうにありません。和船を漕ぐという経験も初めてでした。ろは思ったよりもずっと重く力が必要で少し漕いだだけでヘトヘトになってしまいました。今は機械が主流ですが昔はこうした手漕ぎの船しかなかったことで、漁師さんの負担はとても大きかったのだろうな、と思うと、とても感慨深く感じました。
魚を自分で捌くという経験はもとより、生の魚に触るということすら今まであまりなかったのですが、意外と怖いという感じがしなかったのには驚きました。魚を調理することへの抵抗もあまり無くなり、これからは家でももっと積極的に料理をしたいと思いました。こうした体験はめったに出来るものではない一方で、とても大切なものとなっているので、多くの人に知ってもらい、体験してほしいと感じました。

◆人文学部3年 男子(留学生)
漁は日本の文化に触れる大切な手段の一つで、漁業体験を観光化させると観光客に人気だと思います。しかし、外国人観光客には、今日のような体験で物足りないところがあるのではないかなと思いました。「日本でしかできないこと」をアピールすることが大事だと思います。高齢化問題をもう一度実感しました。おじいさんおばあさんとはみんなすごく優しくしてくれましたので自分が何とかして自分の知識やできることをいかして還元したいとも思いました。

◆人文学部2年 女子
初めに感じたのが“若い”というだけでとても喜ばれているなぁということです。この地域の方に少しでも若いパワーを分けることができていたらいいと思いました。舟をこぐのは難しかったです。でも漁師さんにやさしく指導していただいて嬉しかったです。私のグループでは魚があまり獲れなかったですが釣りまでさせてもらってとても楽しかったです!魚のうろこを取るのを初めてやってみましたが、スタッフさんは慣れていてやっぱり上手でした。
お昼ご飯をとても楽しみにしていたんですが、期待以上でした!全部おいしかったです!自分で獲ったカニを食べれて、自分で捌いた魚を料理してもらって大満足です!!漁師さんもスタッフさんも皆さん親切で今回のような体験に参加することができて本当によかったです!!!

お問い合わせ

コラボレーション・サポート・パーク
電話:0888448932
コラボレーション・サポート・パーク
  • COC+ロゴ(小).jpg