【えんむすび隊】三原村で柚子の収穫体験!

2014年9月28日
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9月28日(日)。秋晴れの中、えんむすび隊は初めて幡多郡三原村に上陸しました!

 

 

三原村は四万十市・宿毛市・土佐清水市に囲まれた山間の小さな村で人口は1700人ほど。近年は柚子の栽培に力を入れています。

 

今回、えんむすび隊に与えられたミッションは、村の特産品・ゆずの収穫お手伝いとゆずを活かした体験ツアーの提案。参加したのは4年生と2年生の女子学生4人です。

 

到着後、4人は三原村役場の方から「三原の柚栽培の特徴」について話を伺い、実際に圃場で収穫を体験しました。柚子と聞くと山際の傾斜地を活用した畑を思い起こす人が多いと思いますが、三原村では平場で柚子を栽培しており、他の産地と比べると管理や労力の面で効率化されています。

 

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当日、収穫したのは主に築地市場などに販売される一玉100円の値がつく、品質の良い柚子。参加学生の「自分の収穫する一玉が農家さんの収入になるんだと思うと責任感を感じた」とのコメントに象徴されるように流通や市場での価値の決まり方など様々なことを体感・実感しながら学べるのが農作業の良いところ。

 

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また、自分で採った柚子には愛着もひとしおで、お昼ご飯の際に、収穫したての柚子で作ったオリジナルポン酢は格別の味でした。

 

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収穫作業、ゆず尽くしのお昼ご飯の後は、「柚子を活用した体験ツアー」を考えるワークショップ。地元の方や幡多広域観光協議会の方と学生が同じテーブルにつきプランを考えました。時間の関係で具体的なプランにたどり着くには至りませんでしたが、春夏秋冬を通じて「経験」「体験」を通じて柚子の美味しさや三原の良さを伝えたいと学生たちは知恵を絞っていました。

 

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以下は参加した学生の感想です。ぜひご一読ください。

 

◆人文学部4年 女子

 地域の人々はとても温かく、自分たちの地域について、いろいろ考え、取組みをしているのだということがとてもよく伝わってきた。体験を通して農業の大変さを聞くことができたと同時に、育てたものが商品として市場に出回る喜びを知ることができた。この喜びを様々な人に知ってもらいたいと思った。また、実際に収穫したゆずを使って自分のオリジナルのぽん酢を調合したことが嬉しかったので、これから活動を広めるにあたり、自分で採ったものを実際に自分で加工するという体験はとても効果的だと感じた。地域の人々に教わりながら作業するのは地域に愛着がわくきっかけともなり、何度も訪れる絆になるのだろうと思った。

 

◆人文学部4年 女子

 山や川に囲まれて、とても自然が豊かな土地で美味しい食べ物があって、それ以上の幸せは無いなと感じた。私自身、都会寄りの土地で生まれ育ってきたため、農業には全く縁がなかったが、自分の手で収穫したゆずにはとても気持ちがこもり、農家の方々も同じような気持ちで作られているんだなと感じた。普段は一人暮らしのため、食材を使い切れずに捨ててしまうこともあるが、本当に改めて感謝の気持ちを持つことができた。
 最近になって、都会から田舎へ移住したいという人が増えてきたが、実際はその土地になじめずかえってしまう人も多いという。今回のような体験が広まり、本格的ではないにしろ農業の体験ができたり、その土地に住む人々とあらかじめつながりが生まれていると、そうしたギャップは少しでも減らせるのではないかと思った。

 

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