【S・O・S】ウラ学同好会「企業を知り、伝えるということ~苦戦多き1年間~」

2014年9月30日
 

高知ケーブルテレビと共同で高知の企業を紹介する番組「高知大生が行く ウラ学のススメ」を制作しているS・O・S認定団体「ウラ学同好会」の湯原君から、株式会社高南メディカル(以下、高南メディカル)の収録報告が届きました。人に伝える難しさを学んだようです。ぜひご覧ください。

 

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人文学部 3年生 湯原洋輔

 

今回、ウラ学同好会がお邪魔した企業は「高南メディカル」です。この企業は高知大学のインターンシップの受け入れ先で、メンバーの森本君がお世話になったことが始まりでした。

 

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高南メディカルは企業や施設、学校向けの給食を提供しています。この企業の特徴は、所謂給食センターを持たず、その出先に直接調理場を準備していることです。食事する人との距離が近いため、気遣いや心配りが様々なところに見られます。この気配り・心遣いこそが「おもいやり・おもてなしの心」という高南メディカルの社訓であり、こだわりであり、僕達が学び、伝えたいウラ学の核でした。

しかし一番苦労したのは、見つけたウラ学を構成表に落とし込むことでした。高南メディカルの宮本高憲副社長には、お時間をとって頂き何度も取材しました。取材するたびに、給食という商品だけでなく、企業としての子育てしやすい職場環境づくり(高知県次世代支援企業)の取り組みや、高知での企業経営において他県の大企業に負けないためにはコストだけでなく、いかに付加価値をつけることが大切かを語ってくださいました。度重なる取材をまとめきれないまま、構成表にいくつも内容を詰め込んでしまい、高知ケーブルテレビ株式会社の戸田道教さんに厳しいご指摘を頂き、大学3年目にして、人に伝えることの難しさをひたすらに考える日々でした。

およそ1年にも及ぶ長い構成表の修正期間を経て、ようやく撮影に漕ぎ着けたのですが、そこではリポーターとして全く別の知識や経験が必要でした。特に給食を食べている園児へのインタビューは思うように言葉を引き出せず四苦八苦しました。それでも、無事に撮影が終わり、10月18日には初回が放送される予定です。

この取材を通して分かったことは、自分には企業のこだわり、つまりウラ学を見つける力はあっても、そのウラ学を伝えるために構成する力が弱いと思いました。ウラ学のメンバーに、「企業の取り組みが凄くいいのは分かるけど、伝わらない」とよく言われたことは、とても苦い経験です。この経験を確かなノウハウにして後輩に伝えるために、数々の没になった構成表と共に自分の中でまとめ直したいと思います。

 

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