【地域協働入門V】東部博体験プログラムブラッシュアップ・成果発表会を開催

2014年7月21日
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7月21日(月・祝)。共通教育課題探究実践セミナー『地域協働入門V』を受講している1年生4人が、授業の成果を安田町文化センターで発表しました。

 

 

 地域協働入門Vでは、2015年に開催される「高知家・まるごと東部博」の自然体験プログラムを教材にし、学生視点からブラッシュアップを提案すべく、実際に体験し学ぶ活動を繰り返してきました。5月~6月にかけて訪問した地域は安田町、奈半利町、安芸市、室戸市、北川村の5か所。

 

 山芋の植え付けや街並み散策、シーカヤック、ナスの収穫、ジオパーク探索、カツオのタタキづくり、モネの庭の草引き等々、観光振興に取り組む地元の方々のご協力を得ながら体験しました。

 

 その集大成となるのが成果プレゼン。当日は、会場となった安田町文化センターにお世話になった地域の方など50人近くが集まる盛況。学生たちの活動とその成果への期待と関心の高さがうかがえました。

 

 学生はやや緊張しながらも、「三つの“しょく”=食・職・触」を切り口に、東部地域を横断するような体験プランを提案しました。食はもちろん、東部を代表するイキのイイ食材を堪能する企画。職は、一日農家体験や漁師体験など職業に実際触れる企画。触は、海の生物に触れる、人に触れる宿泊体験などです。食と職は比較的すぐにアイデアが浮かびましたが、三つ目の触は学生たちが悩んだ末に閃いたアイデアだそうです。プレゼンを聞いてくださった方々からは、学生に激励のコメントが贈られました。

 

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 以下は受講生の感想です。ご一読ください。

 

☆。・*

 

◆農学部1年 女子

 

 今回、プレゼンを終えてまず思ったことは「前よりも確実に成長することができたな」ということです。これまでの授業を通しても、かなり自分は変わることができましたが、今回、大人の人たちの前でプレゼンを行って、前の自分とはさらに変われたような気がします。

プレゼンをすることはあるけれど、聞いてもらうのはいつも自分たちと同じ立場である学生たちでした。仲の良い友達が混ざっている聴衆へ向けて発表するときは全然緊張せずに普通に話すことができます。しかし、今日は、立場の違う大人の人たちを相手にしなければならなかったので、緊張して、何をはなしたらいいのか、どういう風に話したらいいのか、混乱してしまいました。でも、今日なんとか乗り越えていくことができたので、少しプレゼンに自信を持つことができました。自分の力に新しくなったと思います。

またプレゼンのときにメモを見ないように、という指示があり、メモを見ずに発表をしましたが、それは本当に私のためになったなと感じました。メモもなにもない状態で、心にある伝えたいことを素直に伝えることができました。

これから、今回得た収穫を活かしていく機会は数えきれないほどあると思います。滅多に出来ない体験をすることができ、得るものは本当に大きかったです。これを、どんな機会にでも活かすことができるだろうと思い、少しわくわくとした気持ちです。

 

◆人文学部1年 女子

 

 一言で言うなら、すごく緊張しました。いざ人前に立つと用意していたセリフなども吹っ飛んでしまって、ほとんどアドリブみたいなものでしたが「自分の言葉で伝えられていた」と言ってくださったので、かえって良かったのだと思います。

グループプレゼンでは協調性を意識して、自己紹介なども比較的真面目に言いつつ前を見て発表しました。ちらほらとウンウン頷いてくれる人とか「ナス体育祭」で笑ってくれた人がいたので嬉しかったです。緊張も大分ゆるんで、個人プレゼンテーションでは落ち着いてスタートを切れたので良かったです。ずっと説明口調ではお客さんが聞くのがしんどいかなーと(自分がそうなので)思って、少しばかりはっちゃけた感じで説明させていただきました。笑ってくださった方がいて本当に良かった・・・!あれでスベってたら、その後は酷いことになっていたに違いないです。質問などの受け答えも自然に出来て自分でびっくりしました。

今回は東部地域で体験した色々なことを冷静に振り返ることが出来ただけでなく、自分がどこまでできるのかが知れたので、とても良い経験になったと思います。

 

◆人文学部1年 女子

 

 今日プレゼンを行ってすごく緊張しました。正直、何をしゃべったかほとんど覚えてません。今までも何度か大勢の前で発表する機会があったのですが、全員(ほとんど)知らない人たち、しかもあの人数は初めてだったので、正直つらかったです。緊張して頭真っ白で何を自分が喋っていたか覚えていませんが、あまりうまく自分の言いたいことが言い切れなかったので、少し後悔しています。

また、プレゼンを作るにあたって皆で集まっていた時に出た改善点、改善方法を全て伝えられたわけではなかったので、まだこんな方法を考えたのに言えなかったな感を終わった後に少し感じました。次回、プレゼンをする機会がある時はもっと余裕を持って、自分のいいたことを上手く伝えられればいいなと思います。

 また、皆で集まった回数も片手で数えられるくらいしかなく、最初は毎週集まろう!みたいな雰囲気だったのが、次の日にはもう全然という感じだったので、もう少し皆で考える時間があれば更に良いプレゼンが出来たのかなと思います。

 また、プレゼンを作るにあたって本当に東部のことについて考えたし、テレビ番組で観光について取り上げている企画を見ると、「これ東部につかえるかも?」と考えたりしました。そうして考えているうちに東部の新たな可能性に気づけたし、魅力を感じれたと思います。

 

◆理学部1年 男子

 

 プレゼンに向けてその発表を考える時、なかなか良いと思える意見や案がまとまらず、本当に間に合うのか、きちんとした発表になるのか、とても不安でした。発表前日までパワーポイント構成も含めて、プレゼン内容を考え続けてようやく自分たちのものとしてまとめることが出来ました。

実際にプレゼン会場に行くと、今まで授業で関わってきた方々が多く出席されていて、圧倒されそうになりました。あまり全員がまとまって集まれる時間が多くなかったため、発表そのものの練習に至っては当日の朝までかかっていました。よって、自分の中できちんとした文章を組み立て切れておらず、伝えたいと思っていたこと全てを本番で話すことはできませんでした。それでも自分なりに落ち着いて話すことはできたし、常に声の大きさも意識することだけはできたので、高校生の時よりは成長していると実感しました。

メンバーもそれぞれ個性があり、他のメンバーのプレゼンの様子からも学ぶことが、また驚かされることも多くあり、緊張しながらも楽しく発表できたと思います。

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