【地域協働入門V&えんむすび隊】色と花に託したモネの想い、みんなの想いin北川村
地域協働入門Vとえんむすび隊の共同による「高知家・まるごと東部博」体験プログラムのブラッシュアップで、6月22日(日)に北川村モネの庭に伺いました。
当日はあいにくの雨でしたが、モネの庭の職員の方の案内で園内を散策。
花の庭では「私たちが目指しているのは、きれいな花を見せる庭づくりではなく、モネの描いた景色の再現です。花は絵具なんです」との職員・河野さんの説明に北川の皆さんのモネの庭への思い入れの深さを感じました。水の庭ではモネが咲かせたくて咲かせられなかった「青い睡蓮」の美しさを堪能。北川村だけにある・光の庭では「フランスの本家から託された願い」を伺いに遠くフランスへ思いを馳せました。
その後、場所を移動し、駐車場の花壇の草引きなどをお手伝い。職員の方の説明を聞いた後、花壇をきれいにしていきました。
昼食後は押し花アートの体験も。先生に指導を受けながら草花で描いた作品はそれぞれの個性あるれる色とりどりのものに仕上がりました。
一連の体験プログラムが終わるとプログラムブラッシュアップのためのワークショップです。今回は、モネの庭を大学生など若い世代にアピールするためのキャッチコピーを考えました。「花に囲まれているといつもより可愛く見えるから、それを表現しよう」「忙しい現代人の癒しにいいかも」「青い睡蓮を咲かせたことがすごい」「庭がパレット」「フランスっぽい」等々当日感じたことを言葉に落とし込んでいきました。
以下は参加した学生の感想です。ぜひご一読ください。
◆農学部1年 女子
小さいころから一度は行ってみたいと思っていた「モネの庭」。私はフランスにしかないと思っていました。しかし、高知という身近な場所に「モネの庭」があると知り、ぜひ訪れてみたいと思っていました。ですので、今回、えんむすび隊として北川村まで来れたことをとてもうれしく思っています。職員の方の説明を聞きながらの園内散策はとても面白かったです。職員さんの「モネの庭」に対する熱い思い、かつてモネが夢に見た青いスイレン、生きた化石である松やメタセコイアなど想像以上にすばらしい場所であると感じました。若い世代の来園者がいないということですが、もしかすると「モネの庭」が高知の北川村にあることを知らないだけで、「モネの庭」には興味のある若い人もいるのではないかと思います。私も最近になるまで「モネの庭」が北川村にあるということは知りませんでした。ですので、まずは「モネの庭」が北川村にあるということをPRすることも大切ではないかと思います。管理の行き届いた、この色彩溢れる「モネの庭」に来ることができ、また職員の方々の熱い思いにふれることができ、本当に良い経験となりました。職員のみなさん、散策、手入れ体験、食事、押し花などたくさんの経験をありがとうございます。
◆教育学部2年 女子
今日はモネの庭を河野さんのガイドとともに堪能することができ、本当に貴重な体験をさせていただきました。モネの庭を歩いている途中で何度も雨の中、作業されている職員さんにお会いして、庭の管理の大変さを強く感じました。
また。河野さんがお会いした職員さん一人一人の名前を知っておられて、職員さんたちのつながりの太さを感じました。
私の母がモネの庭にとても興味があり、モネの庭の絵本を持っています。その絵本に感激して今回母の分もモネの庭を見てみたいと来させていただきました。私は現在、高知大学にほたるを飛ばしたいと活動しています。今日、モネの庭を見て、ガーデニングというものが人の心をこんなにも魅了させるものなのだと感動しました。高知大学の池を私もモネのようにこよなく愛する気持ちを持ち続けて、高知大生、地域の方の憩いの場にしたいと思います。
◆人文学部3年 女子
高知出身の私は、昔からモネの庭に興味があって、ずっと行きたいと思っていた場所でした。今日は雨でしたが、色とりどりの花を見て・触れて・感じることができ、河野さんのガイドのおかげで、120倍楽しめました!
一人参加でしたが、グループワークを多く行うことで、学部・学年・出身が異なるみなさんとモネの庭について語ることが出来ました。施設の皆さんも、一人一人がモネの庭に対して誇りを持って仕事をしていることが伝わり、就職活動を目前にした3年生の私にとっては、“仕事”対する姿勢も勉強になりました。地域の食材も美味しくいただき、押し花体験までさせてもらって、モネの庭の職員さん・えんむすび隊のスタッフの皆さんには本当に感謝しています。自分が暮らす高知についてもっと知りたい!と思わせてくれる一日でした。