【地域協働入門V&えんむすび隊】大地のロマンと地元愛にふれる室戸の旅

2014年6月18日
 

地域協働入門Vとえんむすび隊の共同による「高知家・まるごと東部博」体験プログラムのブラッシュアップを実施しました。6月15日の今回は、ジオパーク・フィールドワークとカツオのタタキづくり体験です。

 午前は、ジオパークビジターセンターで地理専門員の説明を受けました。地質に関する専門的な内容を、わかりやすく・楽しく解説いただきました。数千万年という時間軸で変化し続ける大地と、その大地に暮らす室戸の人々の営みを知ることができました。現地見学では、地理専門員の解説に耳を傾けながら実際に見て・触れて、ジオの恵みを体験しました。、キーワードは「砂・泥」と「付加体」です!

 その後、同市室戸岬町の高岡地区で、「高岡のおいしい食べ物」をテーマに、地域の方にヒアリングを行いました。学生は戸惑いながらも、勇気を出して地域の方に突撃インタービューをしていました。ヒアリングでは、マンボウの煮付けなど、室戸の豊かな海の恵みを知ることができました。

 

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 午後は、海の駅とろむに移動して、お待ちかねのカツオのタタキ体験です。さばき方・あぶり方のレクチャーを受けた後、新鮮なカツオを自力でさばきました。みんなで作業を分担して、おいしいカツオのタタキのできあがり。

 

 食後は、海の駅とろむ常務理事にお話を伺いました。室戸漁業の特徴である大敷網や、ながれこ(トコブシ)漁の苦労など様々なお話を伺いました。学生からは、大敷網の経営や魚の価格について質問がありました。

 

 大地と海の恵みを満喫した一日でした。今回で得た経験をしっかりと東部博体験プログラムのブラシュアップにつなげていきます。

 

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 以下は参加学生の感想です。ぜひご一読ください。

★。・

◆農学部1年 女子

 付加体の話や取材、カツオの調理など、どれも新鮮で楽しかった。付加体の話を聞く前は「大きな変な模様の岩」くらいにしか思わなかったけど、話を聞いた後に見たら、とても壮大なものに見えた。化石や地震、波の跡も見れた。綺麗な層になっていて、本当にミルフィーユだと思った。

 その後、急に取材になって焦ったけど、港に行ったら「○○が詳しい」「△△が話してくれる」 とどんどん色んな人を紹介してくださり、たくさん話を聞くことが出来た。
 
 カツオのタタキづくりで少しさばいた。あんなに立派な魚をさばいたことがなかったので楽しくもあり少し緊張した。藁をくべるときは火傷しそうで、少し怖かった。あんなにたくさんタタキを食べたのは初めてで嬉しかった。

◆農学部2年 女子

 ジオパークの地形・地質が貴重なものであることを初めて知りました。以前、一度来たことがあり、その時は地形が変わっていることがすごいと感じただけでしたが、今回、室戸ジオパークやジオパーク自体の魅力を聞いて自然の雄大さにより一層感銘を受けました。ただの岩の塊だと思っていましたが、ジオパークには太古の地球の動きという大地のロマンがつまっているものだと思うようになりました。
 カツオのたたきづくり体験では、鰹をさばくことから始まり、あぶって食べるまでの一貫した素材が口に入るまでの流れを実際にやってみることで、食べ物のありがたみを感じました。
 日頃はこの作業はいろんな人の働きによって成立していることを実感しました。

◆農学部2年 女子
 
 私は今回、えんむすび隊として2度目の活動でした。前回にも増して体験型の観光をさせていただいたみたいでとても満喫した一日になりました。
 室戸ジオパークでについての説明を聞き、実際に室戸を散策し、地域の人に突撃質問、お昼にはカツオのタタキづくり体験、経営者の方のお話という流れで進んでいきました。
 室戸について知らなかったことをたくさん知れたし、普段では食べれないほどのカツオのタタキを食べれたし、地域の人との交流もはかれました。すごく満足すぎる一日です。
 今日、室戸に来て一番強く感じたのは、室戸という場所は、地域の人にすごく愛され、その人たちにすごく支えられているところなのだということです。地域を守っていくためにはそういう地域の人の力というのがすごく大事なのだと学びました。

◆理学部3年 女子(留学生)

 ジオパークでみた縞々の岩が綺麗だった。
  私は最初ジオパークという名前はよくわからなかったけれど、ガイドさんの説明でよくわかった。中国ではそれを「地質公園」という。
 室戸のおばちゃんにインタビューした。とても親切で色々と教えてくれた。室戸の方々しかしらない美味しい料理も知ってきた。いいた経験になる。
 カツオのタタキづくりは楽しかった。カツオを最初からさばいたり切ったり、焼いて食べたりして、その流れの中で色々勉強した。ごちそうさまでした。

 

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