【卒業生エッセイ2013】第3回 大木志保さん:高め合える仲間と自ら誇れるチームとの出会い

2014年5月29日
140529-1.jpg
 
 

 高知大学では、コラボ考房プロジェクトやS・O・S認定活動、県内各地での地域活動、首都圏での長期インターンシップなど社会と共に学生を育てる様々な授業や準正課プログラムを実施しています。

 

 昨年度より、上記のような仕組みを活用し、活動し、活躍してきた卒業生のエッセイを掲載しています。

 今年もこの3月に学び舎を巣立った平成25年度卒業生によるエッセイを4回にわたりご紹介させていただきます。


 第3回は

 ・大木志保さん (平成26年3月卒業・農学部)
 
 です。


 様々なことに挑戦し、自分の可能性を広げ、仲間との出会いを通じて、学び考えた大木さんの4年間の軌跡をご一読ください。


  。・☆。
 ☆。
 
 【高め合える仲間と自ら誇れるチームとの出会い 】 大木志保さん

 大学生活を通して2つの活動団体に所属した。1つは地域と大学(学生)を巻き込みながら、地域の方々と地域を盛り上げようと花街道や演芸会、夏祭りなどを企画実施する“あぐりぃーず”、2つ目は高知ケーブルテレビと高知大学の合同番組制作プロジェクト“ウラ学同好会(『ウラ学のススメ』)”。どの活動でも1期生として、お互いに高め合い、支え合える仲間とともに、活動を続けた。また、色々な地域に足を運び中期的なインターンシップを行い、農学部として農業という面でも地域と繋がりを築いてきた。

★地域を成長のフィールドに!!
 大学入学当時、これまで当たり前のことをただ当たり前に生活していた私は“自分”として何か周りに誇れるものが無く、ただ周りがキラキラして見えた。そこで、「自分に足りないものは何か」、「せっかく4年間の大学生活を送るのにただ『楽しかった。』と終わるのは絶対にイヤ、4年間で沢山の経験を積んで成長しよう!」と入学時に決心した。高知大学は様々な地域と連携しており、学生をサポートして下さる先生・職員の方々にも恵まれ、そんな思いを抱えていた私は4年間を地域に向けることに決めた。地域の方々はとても温かく迎えてくれた。コラボ考房プロジェクト、S.O.S認定活動、地域協働系の授業や地域系インターンシップ…様々な地域で色々な事に継続して挑戦した。始めは“自分の成長のため、色んな経験を積むため”だったが、次第に“地域のため、人のために何ができるのか”、“今、チームの一員として何をすべきか。どんな役割を果たすべきか”と目的が変わり、活動に対してやりがいを感じるようになった。自らやりがいを感じながら活動するうちに新たな役割やチャンスを与えてもらえるようになっていき、自分の変化を自覚できるようになっていった。

★高め合える仲間と自ら誇れるチームとの出会い
 活動を通して、仲間から学んだことが2つある。1つ目はあぐりぃーずのメンバーから「『ありがとう』、『お疲れ様』の言葉のパワー」を、二つ目はウラ学同好会のメンバーから『当たり前のことを当たり前に行い、周りを見る』ということだ。あぐりぃーずの活動では、メンバーが行った役割に対して『ありがとう』や『お疲れ様』などの感謝や労う言葉が絶えない。その言葉をかけてもらうだけで、『やって良かった。』、『もっと早く質の良いものにしたい!』とどんどんプラスになっていくのだ。相手への思いやりが活動としてより飛躍するパワーに変わるこの言葉のパワーに気づけたことを私はとてもメンバーに感謝し、今後も実践していきたいと思う。
 二つ目はウラ学の1期生のリーダーをしていて学んだことだ。ウラ学の活動は高知ケーブルテレビとの合同プロジェクトで、活動を仕事として責任感をもって取り組んでいた。そんな活動団体のリーダーとして、当たり前のことは当たり前に行い、想定出来る準備には備える努力をし、取り組んだ。仕事として活動する中で、責任感に押しつぶされそうになることもあるが、メンバー同士支え合って活動をしていた。ある日、学業・ウラ学の役割・その他活動の役割などで生活も体力的にもきつい状態になっているときにメンバーが『リーダー最近無理してない?手伝えることがあれば何でも言って。』と声をかけてきてくれ、『リーダーがいつも周り気遣って助けながら、自分のことは当たり前にしているのを見て、自分たちもいつもしっかり役割を果たさなきゃって思っていた。だから、リーダーが今きつい状態なら、私たちが手伝うよ。』っと言ってくれた。とても嬉しかった。同時に、周りが今までの私自身を見ていてくれていたことを知り、チームの関係性をとても誇らしく思った。

 チームとして活動する時、お互いに感謝や労う、思いやりの気持ちを忘れないこと、自らの役割は当たり前に責任をもって取り組み、広い視野を持つことの大事さを学び、今後も常に意識しておきたいと強く思っている。

★最後に
 4年間を通して、自ら『とても有意義な大学生活』だったと心から誇れる時間を過ごすことが出来、出会ったすべての友達、先生、地域の方々…にとても感謝している。4年間で感じたこと、学んだことをしっかりと今後の生活に活かし社会人として過ごしていきたいと思っている。
 高知大学には沢山のチャンスの場とサポートしてくれる人がいる。より多くの学生が4年間という貴重な時間を有意義に活用し、『高知大学に来たから出来た経験』を沢山積んで欲しいと思う。

 140529-2.jpg

 

140529-3.jpg 

お問い合わせ

コラボレーション・サポート・パーク
電話:0888448932
コラボレーション・サポート・パーク
  • COC+ロゴ(小).jpg