5月18日（日）、高知市長浜で行われた「長宗我部まつり」にえんむすび隊とコラボ考房プロジェクトチーム「ピアーズ」が参加しました。

　ピアーズは、学童保育向けのワークショップを行っている団体で、この日は子供向けにダンボールで甲冑を作れるブースを担当しました。甲冑は高知県の地域支援企画員の皆さんと一緒にメンバーが数週間前から30着を準備。当日は順番待ちが出るほどの人気で、準備した甲冑全てがなくなりました。

　一方、えんむすび隊で参加した学生たちは祭りのメインイベントである武者行列に参加。地元の方に手伝ってもらい、長宗我部の一領具足に大変身。暑さにもめげず時代絵巻に華を添えました。

　また、今回の企画の最後には若宮八幡宮の宮司さんから長宗我部と祭りにまつわる歴史や地域づくりへの思いを伺い、学生たちも「祭り」が地域にもたらす影響に思いをはせていました。

　以下は参加した学生達の感想です。

　ぜひご一読ください。

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◆人文学部3年　女子
　
　いろんな地域から来ていることがわかった。また、その中には、元親のファンの方が多く来ていることもわかった。
　今回、わたしたちは、わかくるとしてダンボール甲冑作りに参加し、子供たちとかかわることが出来たので　今後の活動に活かしていこうと思います。
　祭りによる地域への影響はとても大きいと感じました。これからも祭りを続けていき、より地域の結び付きを　強めてほしいと思います。

　
◆人文学部1年　女子

　今回の活動では、武者行列をする前の記念撮影などの時に、当主が座る椅子を移動させたり、回収したりすることを任されましたが、自分でタイミングを見計らって動かないといけなかったので、とても難しかったですが、自ら考えて動くことは出来たと思います。
　鎧兜の作り方を教えるにあたっては、人に対して何かを教える難しさを学ぶことができました。

◆農学部2年　女子

　長宗我部まつりは初陣祭がもとになっていることを知って驚きました。初めて参加して、想像以上に大規模な行事だったので、最初から人気のある祭りだと思っていました。内輪で行っていた祭りが全国から長宗我部ファンが集まるほどの祭りになるまで成長したことは町おこしの素晴らしい成功例です。地域の人々の協力や実行委員会の活動がこうした結果につながるということがわかり、地域の活性化は人々のコミュニケーションから生まれるということを実感しました。また、武者行列に参加して、祭りを心から楽しむことが出来ました。
　私自身は県外人なので長宗我部とあまり親しみがなかったのですが、地域のお母さんたちが着付けを手伝っていただいたり、暑い中でも全員で参列して頑張ったり、高知家の家族の一員となっている気持ちになりました。
　地域の行事の魅力の一つだと思います。今日は今しかできないような貴重な体験ができました。
　この経験をこれからの地域の活動にも生かしていきたいと思います。

◆農学部4年　女子
　
　岡豊城近くの岡豊小学校で小学校生活を送ったこともあり、元親公のことは昔から知っていました。
　日本史が好きな今でも元親公には思い入れがあります。
　今日の長宗我部まつりを通じて、小学校の頃からずっと思い入れのある人物がこんなにも多くの人々に思われている事に嬉しさを感じました。
　日本史において長宗我部は敗軍の将であり、教科書にも数行しか書かれていないし、江戸時代にはその面影すら残っていなかったと思います。
　でも、歴史の中にあまり書かれていないからこそ魅力があるのかなと思いました。
　郷土の歴史を知り、愛着を持ち、できるだけ地元に若者が残れるよう私たちも努力すべきではないかと感じました。

◆教育学部3年　男子

　お話をしていただいた内容の中にもありましたが、今回参加させていただいた長宗我部まつりには、地域で子供を育てるという特色が色濃く出ているように感じました。
　イベントブースも子供たちが主体となって何かを行うということがよく見られました。
　私も幼い頃そうでしたが、「祭り」という言葉を聞くとそれだけで楽しみで参加したくなりました。今の子供たちもその気持ちは変わらないと思います。そのような子供たちの心情をうまく利用して、祭りに参加させることで地域の方と顔見知りになる。そして地域とのつながりをつくる。ただ単にさわぐ祭りではなく、そのような狙いを感じることができる祭りでした。

◆留学生　女子

　今回の活動に参加して、真っ先に楽しいと感じました。甲冑を来たし、武士のように槍を持って行進しました。その時観光客がいっぱい写真を撮っていました。
　この祭りってなんだと思って、インターネットで調べてわかりました。
　長宗我部元親はえらいと思います。昼になってから食券をもらって日本らしい食べものをいっぱい食べ、とても満足でした。
　この祭りに参加したら、教科書には書いていない歴史を勉強しました。
　高知には龍馬以外にも偉人がいることを知りました。ちょっと疲れたのに、また、このような行事に参加したいんです。