【卒業生エッセイ2013】第2回 川田恵莉奈さん:卒業して気づいたこと
高知大学では、コラボ考房プロジェクトやS・O・S認定活動、県内各地での地域活動、首都圏での長期インターンシップなど社会と共に学生を育てる様々な授業や準正課プログラムを実施しています。
昨年度より、上記のような仕組みを活用し、活動し、活躍してきた卒業生のエッセイを掲載しています。
今年もこの3月に学び舎を巣立ったばかりの平成25年度卒業生によるエッセイを複数回にわたりご紹介させていただきます。
第2回は
・川田恵莉奈さん (平成26年3月卒業・人文学部)
です。
予想外、予定外の大学生活でで川田さんが何を学び、成長したのか。
ぜひご一読ください。
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【卒業して気づいたこと】 川田恵莉奈さん
「時には力を抜いて、時にはテキトーで、時には本気で。そしてストイックに、でもハングリー精神で」。これが私の大学4年間でした。
正直、高校生の頃は、高知大学に入学するつもりは全くありませんでした。しかし、気づけば高知で多くの活動ができ、多くの友人や社会人の方と出会い、大きな人間になれたと思います。自分で言うのもなんですが、「味のある人」になれたと思っています。
1年の時から、友人に誘われて「あぐりぃ~ず」という名前で、地域と大学を繋げる活動をはじめました。一緒に活動していた友人は、最初からプレゼンが上手で、先生からの受け答えもハキハキしていて、とにかく私が持っていないものばかりで。私には勝てるところがないと悩んだこともありました。しかし、その中で、「自分でできることを見つける力」が身に着きました。ここから、「今自分にできることはなにか」と、周囲を見て考えることができるようになりました。
結果、卒業まで「あぐりぃ~ず」として活動することができました。後輩も加入してくれ、次第に学内にも名前が広がるにつれ、「継続することの大切さ」を学びました。何事も、続けていくと、いつかは実になるということを、肌で感じた4年間でした。
今振り返ってみると、どんなことにも、私の周りには、「私に刺激を与えてくれる人」がいました。「あぐりぃ~ず」に誘ってくれた友人、活動を一緒にしてくれた仲間、活動を通して出会った地域の方や社会人、先生、大学生。私は実は、「人脈あるほうなんだ!」と思っています!
平成26年3月34日、無事に高知大学を卒業しました。
高校の時の私が、「大学生活」として描いていたものとは、少し違いました。青春して、もっとハジけて、飲み会でどんちゃん騒ぎして…。こんな学生生活を想像していました。まさか、地域の人と関わったり、土に触って花を植えたりするとは思っていませんでした。これも偏に、私の周りにいた人の影響であり、影響された私がとった行動の集大成であると言えます。
高知大が、心から大好きと言える母校になりました。「もし、高校生の時の私の志望校に通っていても、こんな想いになれたのかな?」。たぶん、こんな想いはしていないと思います。高知大に来てできたこともあれば、出来なかったこともあると思いますが、私は本当に高知大学で生活できてよかったと言えます。
高知大学には、高知大学だからできることがたくさんあります。もちろん、どの大学にもいいところはあると思いますが、高知大学には、学生の気持ちを支援してくれる場所、支援してくれる先生、助け合える仲間がいます。高知大学で経験したこの4年間は、人生においての素晴らしい思い出になりました。
本当に、お世話になりました。高知大学のさらなるご発展を大いに期待しています。