【留学体験記】その後の「うるるんタイ在記」:最終回 タイ生活を通して将来につながること(太尾郁恵さん)

2014年4月3日
 

タイ生活を通して将来につながること

               
タイの留学を終えてから、1年と半年。
その間には、就職活動がありました。

今までの経験と学びから、
どんなことに興味を持っていたのか?
なにが苦手だったのか?
やってみたくないことでもやってみると楽しいこと。
この逆もあると思います。

すべてを思い出しながら、エントリーシート・面接に挑みました。
自分が経験しているからこそ自信を持って、楽しく取り組むことができた就職活動となりました。

一年生の頃から携わり始めた四万十市西土佐地区中組集落の村おこし。
この地域を一緒に盛り上げたいと強く思ってから、私の大学生活は変わりました。
村おこしのノウハウを学ぶために、首都圏インターンシップ。
海外での地域おこしを見て感じるために、タイでの交換留学。

どこの地域を見ても、共通していることは、
その地域に住んでいる人たちが活き活きと楽しいそうに生活しているということでした。
地域によって規模も多きさも違いました。
地域を盛り上げていこうとする人たちの多さも違うかもしれません。

しかし、それぞれの人たちが、地域の良さを知り、仲間と仲良く、
やる気に満ち溢れている場面を数多く見てきた私にとって
どんな地域でも目標を掲げ、行動することで理想の地域像に
近づけるのではないかと考えました。

そこで、このような地域を一つでも多く創りたいという想いを軸に
私の就職活動は行われました。
 
私の大学生活は、本当に、今しかできない貴重な経験をさせてもらいました。

自分自身を見つめ、限界を知るために様々な壁を乗り越えながら
突き進んできたと思っています。

新しい環境で生活することで新しい自分と出会える。
そう実感できたからこそ、挑戦する気持ちを常に保てました。
先生方からのチャンスやアドバス、家族の支え、
そしてそれぞれの現地の方々の優しさ、すべてが私の原動力となりました。

その結果、地元・徳島から大学生活を送る高知へ、
高知から首都圏インターンシップへ、首都圏から海外まで。

幅広い範囲で自ら動き、経験できたことが自信につながったのだと思います。

私は、初めての海外がタイの短期留学となりました。
言葉も通じない、文化も雰囲気もわからない土地に行くのは初めてでした。

最初は、飛行機の乗り方すら分らなかった私が、
今では国際線の飛行機に進んで乗れるようになりました。

また、言葉が通じなくても、ジャスチャーや行動を見直すことで
相手に伝えられるということ。
犬に追いかけられたこともあるけど、逃げれば大丈夫だということ。
しょうもなく、小さなことかもしれません。

しかし、これらのことも経験していないと分らないことなのです。

また、海外で生活することの楽しさを知ったことで、
距離が縮まったように感じ、残りの大学生活では2カ国、新しい土地に触れてきました。

新しいモノ、風景をみることで自分のエネルギーとなります。

この瞬間に自分は、目標を立てることに気が付きました。
“私はこうなりたい”“これからはこんな人になろう”そう、心で叫んでいるのです。


4月からは地元徳島で働くことが決まっております。

大学生活、徳島を離れ様々な土地で生活できたことで、
さらに地元の良さを再確認するきっかけにもなりました。
そのことが、今の就職先を決めた一番の想いかもしれません。

各地域では自分の生まれ育った地元のために働かれている人の姿を見て、
かっこいいとの印象を持ちました。

私もこれからは、地元徳島で、この大学生活に学んだことを活かし、活躍したいと思っています。
 
今まで支えてくださった、先生、コラパ~のみなさん、
地域の方々、家族、大学生活を共にした友人、心から感謝しております。

ありがとうございました。最高に楽しい4年間でした。私は幸せ者ですっ!!


                      平成26年3月 人文学部卒業 太尾郁恵

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