【S・O・S】ウラ学同好会メンバー、地域PR映像研修会へ参加

2014年2月1日
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  映像で移住促進と地域を元気にしようとNPO法人FUSE(香美市)が主催する「神池PR映像作成コンテスト」が2月1日に行われ、我らがS・O・S認定団体「ウラ学同好会」のメンバーも参戦しました。
 当日の感想が理学部1年の黒石由人くんより届きましたのでご一読ください!

 
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●理学部1年 黒石由人くん

 

そこは車が一台通れるかどうかの細い道をいくつも曲がった先にあった。

切り立った川や森の中を進んでいくと、突然辺りが家や畑になった。本当に山の中だ……。

神池にはカラオケはもちろん、コンビニやスーパーすらない。買出しに行くには車で降りる必要がある。夜道を進むのに、あの細い道は大変だろう。冬には、路面が凍結するのだそうで、そんな危険な道を進まないと夜食にポテチも買うことができない。

さぞかし住民は不便で大変な暮らしだろう。いや、どうやらそうでもないようだ。ご馳走になったおいしいお昼ご飯は炊き込みご飯に、野菜のてんぷら、サラダにイノシシのすまし汁(神池には猟師もいるらしい!)。大勢の大学生の胃袋を満たす量のご馳走は、材料を用意するだけでも大変そうだが、実はこのご馳走のほとんどが、自給自足で成り立っているらしい。わざわざふもとまで毎日買いに行く必要はなかったのだ……。

神池を観光した後、最後にこんにゃく作りを体験させてもらった。そこにいたおばあちゃんはとても元気だった。大きな声でしゃべり、笑う。もしかしたら私達より元気だったかもしれない。こんにゃくを丸めてお湯(ガスコンロではなく、薪)に入れ、30分ほどゆでて出来上がりだ。しかし時間が押していたため、そのまま食べられずに解散しなければなかった。メンバーの一人の「食べたかったなぁ」という一言を受け、一人のおばあちゃんが半生のこんにゃくを一つ出し、切って刺身のように食べさせてくれた。「えぇー、お腹壊したらどうするの?」「そしたら泊まっていけばいいでしょうよ」。このやりとりに私はとてもほっこりした。深夜にちょっと食べるポテチも悪くはない。しかしそれとはまた違った、心の奥がじんわり温かくなるようなものが神池にはあった。

今回のPRのテーマは移住促進である。住むために必要なものは便利さだけではない。今回感じたことを上手く映像にできるように頑張りたい。

 

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