【S・O・S】学生ボランティアセンター、針木西地区防災訓練に参加

2013年12月15日
 

S・O・S認定団体学生ボランティアセンターのメンバーが昨年12月15日に、朝倉・針木西地区で行われた防災訓練に参加しました。当日の様子をメンバーの1年生川野優太くんが報告してくれました。ご一読ください。

 

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針木西地区防災訓練報告

                                                                                              理学部1年 川野優太

 

 

 

高知大学学生ボランティアセンター、理学部1年川野優太です。

 

昨年12月15日に、針木西防災会主催の防災訓練に参加しました。場所は針木西運動公園で行われました。針木地区は、梨祭りでお邪魔させていただいて以来、いろんな会で、頻繁に行かせていただいています。

今回の防災訓練では、まず消火器の使用方法の確認後、消火訓練をしました。また、倒れている人の救助方法を実践しました。具体的には、衣類や毛布で作る担架や、非力な方でも毛布を使って簡単に人を運ぶ方法などです。その訓練は、いやにガチガチとした雰囲気でもなく、たまに笑いをはさみつつ、非常に和やかに行われました。それによって参加者も楽しくメリハリがあり、効率的にきちんと学べたと思います。次回も参加者が集い、しっかりとした防災コミュニティが形成されていくのだろうと思いました。

参加者は地域の高齢者の方から小学生、中学生まで多様で、訓練にも協力的に参加し、昼食を一緒にとるなどして交流を深めていました。実はこのような交流が、災害時にも役に立つといわれています。それというのも、逃げ遅れた人の確認が早くなることや、近所の方の健康状態を把握しておくことで、サポートが必要な方に必要な時に必要なサポートが行き届くからです。

また、この訓練の際に近所の学校が実習で作った防災頭巾も支給されました。

私がこの訓練で初めて体験した実践的な救助方法は、非常に為になりました。また、そのような知識だけでなく、今回参加して感じたのは、その活気のよさです。学校などで行われる避難訓練等は、団体行動でもあるため、非常に厳粛に行われるように思います。それにより生徒はその訓練の意義などよりも、退屈さや窮屈さを感じてしまい、結果、意識の低下などが見られ、大した効果が見受けられないように感じていました。しかし、この針木で行われたものは全くもって別物であり、それは地域だからこそできるものであったように思います。そしてそれが成り立つのは参加者の協力的な態度と、主催する側の配慮の賜物だったのでしょう。こうすることでお互いよい関係が長続きし、効果も表れる。非常によい事を学びました。

防災をきっかけに地域と学生をつなげる高知大学学生ボランティアセンターは、これからも様々な形で、地域を知り、この朝倉をともに良くしていけたらと思っています。

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