【地域協働実習I・地域協働自己分析】社会人に「アイデアソン」でアイデアを鍛えてもらいました

2014年1月23日
140123-1.jpg
 
 

1月23日(木)、地域協働実習Iで文学館に実習に入った2年生3名が、第30回企業市民セミナー「アイデアソン」で、“地域×企業×NPOで高知を元気にする”をテーマに、アイデアをプレゼンテーションしました。

 

「アイデアソン」とは「Idea」と「Marathon」を組み合わせた造語で、テーマを定めた上でマラソンのようにアイデアを出し合い、それをまとめていく新しい形式のワークショップです。

学生は「ITで地域活性化はできる!?」と題し、文学館での土佐民話を手軽にダウンロードできるアプリを提案し、参加した企業経営者やNPO関係者から、収益面や人材の紹介など多方面からのブラッシュアップを受けました。

  

 参加学生の感想を、ぜひご一読ください。

 

◆人文学部2年 西森早里

 今回アイデアソンに参加してみて、今まで出会ったことがない企業の社長さんやNPOの人と議論することが楽しかった。大学の中では先生と学生としか話す機会はないから、そこまで突拍子もないアイデアが出てくることがなかったし、出た意見にただ賛同することもあった。

でも今回は社会で活躍する企業の方、NPOの方や県庁や市役所の方など、色々な人が私たちの企画について意見を出してくれた。だからこそ自分たちが考えもしなかったような意見が出て面白かった。しかしその反面、そういった人が言うことは100%正しくて、私が意見を言うのはどうなのだろうと考えたこともあった。

 アイデアソンに参加していた企業の方と最後に話をしていて、自分たちの企画を主張するときはまず原点に返って、自分は何が言いたいのかを再度考えてみることが大事だと言われた。確かに自分たちの企画の中身は、確固たるものだったけどそれを他の人に明確に伝えることが出来なかったと思う。

 今回の経験を踏まえて、これからはできるだけ色んな人の意見に耳を傾けてみようと思った。そうすれば今までにない斬新なアイデアが生まれると思う。

 

◆理学部2年 森本雅智

 様々な業種の方から様々なアドヴァイスを頂けるこの企画は、有効に活用できればとても頼りになる存在だと思いました。しかし、内省としては心残りがあります。それは、適切に企画の意図を伝えることに失敗してしまった事です。

 僕達の企画の意図は、ITとNPOや地域を組み合わせていくという「関り方」を提案するものでしたが、実際には少し違う形で受け止められていました。

 プレゼンの構成は自分達の今まで取り組んできた活動の紹介と、それから考えたNPOの課題を紹介し、その解決法をITとNPOのコラボという形で提案するという物でした。そこに、補助情報として実習での活動やその活動を題材にしたイメージ例を盛り込んだ事で、その活動を広めることが目的だという印象を強く持たせてしまったようです。

 プレゼンの失敗はありましたが、議論に花が咲き、楽しい時間を過ごすことができました。最初にプレゼンで自分達の意図をしっかりと伝えられていれば、さらに楽しい議論が交わせたと思うと、少し悔いが残ります。

 

◆人文学部2年 田村佐織

このイベントに参加するにあたり企画を練っていく上で最も難しかったのは、地域と企業とNPOの三者ともに、WINな関係を築くというそもそものテーマだった。これまで実習を行ってきた中で地域とNPOのつながりは感じてきたが、そこに企業がどうやって関わるのかは想像がつかなかったし、三者ともWINにすることができる企画なんて、そもそもあるのかという不安があった。アプリ開発が目指す最終的な形がイメージできずプレゼンに臨んだ。

しかし、アイデアソンというだけあってこの場はアイデアがアイデアを生み、新しい何かが生まれる場だった。私たちのほぼ妄想と言えるような話を、さまざまな業種のプロが形あるものにしていく時間は、今まで味わったことないワクワク感に満ちていた。そこには、本当にたくさんの出会いが待っていた。名刺交換を一度にたくさんの方とさせて頂いたのも初めてで、自分を売り込むチャンスだ!と思い積極的に動いた。ここから人とのつながりは始まるが、どうやって深めていくかは今後じっくり考えてきたい。

 

140123-2.jpg

お問い合わせ

コラボレーション・サポート・パーク
電話:0888448932
コラボレーション・サポート・パーク
  • COC+ロゴ(小).jpg