【S・O・S】学生ボランティアセンター、全国ボランティアフェスティバルでワークショップを開催!

2013年11月24日
 

2013年11月23日・24日に高知で「時代を拓く 市民力(シチズンパワー)ぜよ」をテーマに開催された「第22回全国ボランティアフェスティバル高知」でS・O・S認定団体学生ボランティアセンターがワークショップを行いました。

 

 学生達は開催の1年前から準備を開始し、当日に備えました。

 

 その成果と当日の様子などをメンバーの教育学部4年伊藤創平くんと人文学部2年有働拓馬くんがまとめてくれました。

 

 ぜひ彼らの想いを感じてください。

 

☆。・*

 

災害時に備えた学生ボランティアセンター間の連携を考える

 

教育学部4年 伊藤創平

人文学部2年 有働拓馬

 

高知大学学生ボランティアセンター(略称:SVC)は来るべき大規模災害に備え、大学近隣地域との関係づくり、全国の学生とのネットワークを二本柱に日々活動を行っています。その全国の学生のネットワークに関して、東日本大震災以降、私たちは未だ来ぬ災害の地を「未災地」と呼び、被災地から始まる未災地間の連携ができないかと考えてきました。

今回の全国ボランティアフェスティバルでは、各地から学生を招き、学生ボランティアセンターが行う地域活動や、被災地支援を通した継続的な学生のネットワークについて意見を共有しました。加えて、そのような活動をどのようにしてうまく大学と協働して続けていくかといったことを、コメンテーターの立正大学新藤こずえ先生からいただきました。

 

 今回のワークショップは、学生ボランティアセンターが災害時、どのような機能を果たすかを考えるところから始めました。キーワードは「受援」(援助を受けること)。スタートは、大阪大学キャンパスライフ支援センターの大門くんから。平成25年9月に京都を中心に猛威をふるった台風18号での発災直後の災害ボランティアの様子発表してもらい、そこから考えられる「受援」に関する5つの事例を班に分かれて議論してもいました。その事例とは「被災後一週間で、支援物資を持って被災地に入った。A避難所ではまだ大量のおにぎりが欲しいと言われた。その後、すぐとなりのB避難所に行ってみると、コーヒーを欲しがっていた。このような差が生まれたのはなぜか?」といったものです。ここでは、「AとBで連絡を取っていなかった」や「Aは支援先とうまくつながれなかった。」といったことが挙げられました。今回は、出てきた課題への対策として「内とのつながり、外とのつながり」が必要なのではという導入で前半を終了。「内」は地域の中や被災地の地域間でのという意味で、「外」は被災地域を支援する側で、被災していない特定の地域のことを意味しています。

後半では当団体の「内のつながり」をつくるための地域活動、高知県立大学の「外のつながり」をつくるための未災地に県外の学生を招いて行うツアー型研修の活動報告を聞きました。最後に、この二つのつながりを踏まえて、これから学生のボランティアセンターとして災害と向き合い、どのような活動を行っていくかを考えていきました。

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(写真:全体を取り仕切るSVCメンバー)

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(写真:ワークショップ中の風景(教職員班))

 

○感想(伊藤創平くん)

この会の特徴は、社会人(大学教職員や社会福祉協議会の方)と大学生が同じワークを受けること、その場を全て学生がコーディネートすること。それゆえ、どのような意見が出てくるのか予測不能なことが多く、当日まで内心不安で仕方ありませんでした。特に、企画段階で頭を悩ませたのが、前半のワークで使った「5つの課題」。無用な対立は避けつつ、学生と社会人が対等に意見を出し合って話すためにはどのようなものを使えばいいのか手探りでした。しかし、当日は参加者の方々がうまくその場で話しやすいような形で会を進めてくれ、普段、本音では触れにくいところにも「ここ(仕事をしているところと異なるところ)だから」といった感じで話し合ってくれました。それゆえ、学生、社会人どちらにもとても刺激的な会になったのではないかと思います。

 そして、これらはひとえに企画段階で支えてくれた社会人の方々のおかげです。企画を進めていく時、また内容を詰めていく時にも、僕らだけではわからないことがほとんどでした。最後まで僕らを信頼し、任せ、時に心配し、声をかけてくださった大会運営の方々や大学の先生方にこの場を借りて、感謝の意を述べたいと思います。

 

○感想(有働拓馬くん)            

僕たちにとって全国ボランティアフェスティバルは、一つの目標でした。というのも企画が始まった1年半前は、発表するような活動内容が全くなかったのです。そのため、全ボラで発表できるようにこれからの活動を詰めていこうということになっていました。そこから様々な知識や経験、繋がりをもつことができ、準備段階では、それらを振り返りまとめることができました。また当日は、高知県立大学の皆さん、大阪大学の皆さんの活動を聞いて、今までできてなかった活動助成などといたった団体を維持する上での具体的なことが話しあえました。そこで、次のステップも見つかりました。 

僕は一応、全ボラ担当ということで、約1年半前から全ボラの役割を受け持ち、取り組んできましたが、一時期落ち込んだ時期があり、なかなか全ボラに向けて準備が進みませんでした。そのせいで、今回の全ボラは、学生ボランティアセンターのメンバーに迷惑をかけてしまいました。しかし、全ボラ1週間前ほどにして無理にでも自分のやる気を出して、当日はなんとか形になったのではないかと思います。なかなか難しいことが多かったけど、最後までやりきって、またこれから頑張ろうと思っています。

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(写真:閉会後の集合写真)

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