【コラボ考房】ピアーズの"Workshop Of Culture ~わくかる~ "

2013年12月27日
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 昨年12月に採択されたコラボ考房プロジェクトチーム「ピアーズ」。人文学部の2年生3人が「学童保育を通じて高知を活性化したい」と立ち上げた団体で、早速、12月27日には高知市立鴨田小学校「のぞみ児童クラブ」で子供向けのワークショップを行いました。

その時の様子と団体への想い、今後の活動への抱負をリーダーの人文学部2年生杉本早紀さんがまとめてくれました。

 ぜひご一読ください。

 

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Workshop Of Culture ~わくかる~ ‘13 12月27日(金)

 

                                   人文学部2年 杉本早紀

 

こんにちは。わたしたちはコラボ考房プロジェクトで”Workshop Of Culture”(略して”わくかる”)に取り組んでいる「ピアーズ」という団体です。2013年11月初旬に活動内容、趣旨、理念を固め、メンバーを集めて立ち上げをしました。身近に関係者がいることから、学童保育の社会的ニーズを常々感じておりました。そこで高知の活性化をしたいわたしの想いと重なる部分があったので、今回子供が好きなメンバーを集めて、高知の子供の知育活動を始めようと思いました。

 

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   早速12月27日(金)、大学の授業が終わり冬休み初日、われわれの団体としては初の校外活動が実施されました。わくかるのメンバー3人に加え、6人の友達がボランティアとしてお手伝いに来てくれました。場所は鴨田小学校の“のぞみ児童クラブ”で、小学1~3年生の学童保育の子供たちにワークショップを行ってきました。今回のワークショップのテーマは『環境』です。ゴミ問題などの3択の環境問題を3題出した後に、エコについて考えてもらって約7人1組の班ごとに発表をしてもらいました。

 

前日まで大学の授業の課題に追われ、事前準備がバタバタしていたにも関わらず、われわれとしては合格点に達するくらいの満足度は得られました。めったに話すことのない大学生と触れ合い、子供たちのテンションは高く、先生たちとの連携も取れ、微調整や臨機応変な対応により、予定していた時間に終わってみんなが楽しく問題なく終えることが出来ました。

 

第1回目を行って感じたことは、子供たちは問題の答えを出す際にまったく考えていないということです。3択の目安となる実物がなかったので答えが想像しにくかったというのがあります。次回は問題の答えを考えさせるための工夫により力を入れたいと思います。また、活動後に児童クラブの先生方からのフィードバックも、何らかの形で収集したいと思いました。

 

高知県は日本のトップレベルの過疎地域です。我々はいろんな知識や現状を知り、学び考えることのできる人材を育てるお手伝いをしたいと考えています。子供たちに留まらず、高知にいる人みんなの意識改革にもつなげていければと考えています。

 

わたしは高知県出身なので特に思い入れがあるのですが、高知の子供達には将来、地元を大切にしてほしいと強く願っています。私たちが提供する様々なテーマのワークショップで学びの視野を拡げ、大学生と交流することで、もしかしたら我々が学びの目標となり、学力の向上につながるかもしれません。大学や職がないからと、県外に出てしまう子供が多いですが、過疎になり、自分の生まれ育った町や村が消滅してしまっては悲しくないでしょうか。現在は少子化で一族が途絶えたりすることも起きているかもしれません。実際に消滅してしまった集落もたくさんあります。それが続くと、市町村や県や国がなくなってしまいます。しかし、県外に出てしまっても「やっぱり地元のために何かしたい」と思ってくれる人がUターンをしたり、県外で活躍することで、高知のPRをしてくれる人、消滅した集落を再生してくれる人が、我々の活動を通じて1人でも増えることを熱望しています。何が将来の自分や家族にとって幸せにつながるのかを、考えて行動できる人になってほしいです。

 

 

 その想いの強さに賛同し、あとのメンバーもすんなりと団体の立ち上げに乗ってくれました。わたし以外は県外生が多いですが、みんなのやりたいことを活動に反映させて、力を合わせながら頑張っていきたいと思います。

 
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