【Letters from Cambrige(佐古あかねさん)】第5回:だって好きだもん

2013年12月27日
 

私はCambridgeではホストファミリーと共に生活しており、このお宅には

10歳と5歳の女の子がいます。

 

彼女たちのエネルギッシュなこと!!!

 

学校から帰ってきても彼女たちは私を休ませてはくれません!

というのは少し言いすぎかもしれませんが、それはそれは元気で。

この前は私の髪の毛を彼女たちが持っているお人形のように遊ばれました。

他にも公園に一緒に行こう!とせがまれたり。

すごくかわいいのですが、彼女たちと遊ぶと私もだいぶ体力を消費してしまいます(笑)

 

先日、食卓に並び夕食を食べていた時に次女が限りなく彼女のいすを

私のいすの横にくっつけ、彼女の食器も私の食器にくっつけてきました。

私が、「なんでそんなにくっつくの?」と聞くと、「だって好きだもん」の一言。

これには私もキュンとしてしまいました。

 

“I love you”は、「あなたを愛しています」といった和訳をすぐに思い浮かべ

日本の普段の生活ではあまり聞きなれないフレーズですが

こちらでは普段の生活の中に溶け込んでいます。

 

言葉にしなくても伝わるという場面が日本の生活では多いと思います。

きっとこの文化は日本独特。

一方ここイギリスでは、当たり前のように気持ちを言葉に出して表現する文化。

どの文化や風習が優れているか、というように優劣をつけるのではなくて

それぞれに違いがあるからこそ、それぞれが引き立って魅力的に感じるのだと思います。

 

 

この前、授業中に2050年にはスペイン語、中国語、英語とヒンドゥー語の

4か国語のみになるのはありえるかだろうか、といった問題の流れから

どの言語が一番美しいか、という話題になりました。

 

それぞれの言語に美しさが備えられていると思いますが、

もちろんみんな「自分の母語が一番だ」と言い張ります。

私も日本語はもちろん好きです。

フランス語の響きも好きでそれを言おうと思ったのですが

フランス人の学生がフランス語の良さを長々と説明しだしたので

私も負けないとばかりに日本語が一番!と言い張り

スペイン語を母語とする学生は「スペイン語に決まっているだろー」と

それぞれがヒートアップ(笑)

 

結局、先生に議論を中断され終わりましたが、こういう議論の場合は日本との

違いを実感し、とても新鮮でおもしろいです。

ここでの生活も半分が過ぎましたが、まだまだ新しい発見がたくさんあります。

学びの姿勢を失わないように残りの生活を謳歌したいと思います。

 

人文学部3年 佐古あかね

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