【えんむすび隊】実感!高知の"ものづくり力"
11月23日(土)、高知県・公益財団法人高知県産業振興センター(ものづくり地産地消センター)が主催する『第2回ものづくり総合技術展』&『INAP2013アジアフェア』~「高知家」自慢の技と港の交流展~ へ「えんむすび隊」が伺いました。
県内の優れた技術や製品を広く周知し、「ものづくりの地産地消」や「地産外商」への理解と機運を高める目的で開催されており、学生達も高知の企業のものづくりの力に興味津々の様子で会場を見学していました。
以下は参加した学生の感想です。ご一読ください。
◎人文学部2年 中内拓司くん
今回、第2回ものづくり総合技術展に参加させて頂きました。会場には高知県内の約100社もの ものづくり関連の企業がブースを出していました。
まず、驚いたのが、このブースの数です。これまで「高知」で「ものづくり」というイメージはほとんどありませんでした。しかし、実際には高度な技術をもった企業やゆず玉みがき機、魚のうろこ取り器、また、災害対策関連製品等、高知独自の企業も沢山あります。
ただし、見学する中で高知県のものづくり業の問題も発見しました。それは、アイディアは良いが、商品化出来ていなかったり、県外、世界への輸出が上手くいっていないことです。具体的な問題の1つとして「営業」が挙げられます。せっかく良い商品だけれどもセールス専門の営業マンがいない、雇えない企業が多いようです。せっかくの良い商品でも商品の良さが伝わらないと売れません。
このような問題を解決するための第一歩としては、大学生や中・高校生に向けて、高知のものづくり企業の認知度を上げていく必要があると思います。そのために学生・生徒が企業を知るイベントとうがもっと多く開催できれば興味を持つ学生、生徒、が増えるのではないかと思います。
◎人文学部2年 大平仁美さん
今回展示会に出展している企業を見て、高知の特徴が出ていると感じました。製造業の分野は防災に関係したモノを紹介していましたし、食品関係の分野も多く出展しており、南海地震がくるので防災、農業がまだ盛んなので食品と関連しやすかったです。
展示してあるモノを見ると、とてもニッチなところが多くてマーケットとして将来どうなるか分からないモノもあると感じました。そこまで狙わなくてもいいのではないかと思います。説明の仕方もわかりにくかったと感じました。商社がくることもあると思うので、専門的な人、そうでない人と相手によって少しは説明を変えた方がいいと考えました。
高知でも製造業がまだまだあることが分かりました。その中には独自の技術を持っている企業もあり、もし、企業同士が協力をして一つのブランドをつくれば、高知の強みの一つになるのではないかと思いました。もっと高知の学生に色々な企業を紹介していくべきだと今回思いました。