【留学体験記】タイの村までイッテQ!:第2回優しさと温かさと相手意識(伊藤亜美さん)

2013年10月30日
 

こんにちは!

突然ですが、皆さんは親不知を抜いたことがありますか?

私はちょうど3日前に親不知を抜いたところです。なんと一度に2本も抜きました。

 

さてさて、2回目の振り返り日記ですね。

今回は、私が滞在していたジャムルン村で出会った素敵な人たちを紹介したいと思います。ただ、たくさんの素敵な人たちに出会ったため、今回はホームステイ先の素敵な女性3人家族といつも一緒に食事をしていたノンラという女性を紹介したいと思います!

 

私がお世話になったお家の家族は、母であるマミーと娘さん2人のフィーメーンとフィーモール、親戚のノンラです。

 

女性3人だからきっと静かなんだろうなと思いました。

しかしなんと、この家には夕食になると色々な人がやってくるのです!!

実に愉快です!!

たくさんの人に出会いたいと思っていた私には最高の滞在場所となったのです。

まさに運命の出会いってやつですよ?皆さん!!

 

それにしても今考えても、なぜあんなに毎日毎日近所の人や、親戚の人たちが来ていたのだろう?しかも、夕食時に限って・・・(笑)

 

しかし、そのおかげで毎日の家での夕食が楽しみになっていました!

夕食の買い物に一緒に行くのも楽しみでした!

 

 

マミーは口数が少ないけれども、本当にお母さんのように色々と教えてくれたり、お土産を持たせてくれたりしました。

 

姉のフィーメーンは、食事が終わってから私がタイ語の本を使ってよく質問をしていたので、私のタイ語の先生になってくれました!

その代わりに私はフィーメーンに日本語を教えていました。

二人とも英語があまりできなかったので、単語のやりとりでしたがとっても楽しかったです。

あと、フィーメーンとはマーケットに一緒に買い物に行ったことが思い出です!

私にはいつもまだ食べた事のないものを買ってくれ、私にとって貴重な経験となりました。

 

 

妹のフィーモールは私が一番お世話になった人かもしれません。

不安でいっぱいだった初日に迎えに来てくれたのはフィーモールでした!

素敵な笑顔に不安は吹き飛びました!!

フィーモールはいつも明るくて面白くていつも一緒にいると楽しかったです。

生活の仕方から私が熱を出した時には病院に付き添ってくれて看病もしてくれました。

一緒にいて笑いが絶えませんでした!

 

そして、一緒には住んでいませんがノンラという近所に住んでいる親戚の女性がいつも夕食の時間に来て一緒に食べていました。

ノンラは色々なご飯を私にくれたり、日本のことや私に興味を持ってくれたらしくたくさんの質問をされました。タイ語が分からない私にタイ語と日本語の書かれた本を使っていつも話しかけてくれました!

そして、食事が終わってゆっくりしているといつもカラオケに誘ってくれました!

おかげで色々な人たちと深く交流できた気がします!!

 

 

この4人の女性を始めジャムルン村の人たちはどうしてこんなにも優しく温かく私たちのことを受け入れてくれたのでしょうか・・・・

 

私は2つ理由があると考えました。

1つは、私たちが行った以前に先輩の有田さんがジャムルン村のために色々な活動をしていたことも関係していると思います。実際、私たちが滞在している時期に有田さんも来ましたが、村の人たちの歓迎がすごかったです!!どれほど有田さんが村の人たちから感謝されているのか慕われているのかを感じることができました。

 

2つ目はジャムルン村では普段からホームステイを受け入れているため、外部の人を受け入れることに慣れていたのかもしれません。日本は「おもてなし」が素晴らしいことで有名ですが、ジャムルン村では“サービスが良い”というよりもとにかく“人が温かい”ということを感じましたね。

 

あの温かさは、言葉ではうまく伝えきれませんが、本当に村の人全員が温かかったのです。

もしかしたら、村という小さな単位の中で暮らしていると自然と人間関係も密接になるからジャムルン村に来た人のことを“家族”のように想い、迎い入れてくれるのかもしれません。もしかしたら、これを相手意識というのかもしれません。

言葉が通じない分、村の人たちは「どうしたら喜んでもらえるのだろ」と考えて私たちに接してくれていたのかもしれません。

 

 

そんな温かい女性4人をはじめジャムルン村の人たちと生活を共にしたことで私自身にも変化したことがあります。

 

それは自分がもてなす側になったときです。タマサート大学の学生が大学に来たときには、「高知を好きになって帰ってもらいたい」と思っていました。なるべく高知の案内をしてあげたい、色々な体験や、友達を紹介してあげたいと思っていました。

結果的には、満足するようなおもてなしができませんでしたが、こうした方が良かったという改善点を発見することはできました。

 

言葉がなかなか通じないからこそ、「どうしたら相手は喜ぶだろう」と相手の立場になって考えることができたと思います。

この相手意識は人との関係ではとても大切なものだと思います。

今後もこの相手意識を持ち続け、人の気持ちがわかる人間になりたいです!

 

相手意識の大切さを身を持って体験させてくれた

マミー、フィーメーン、フィーモール、ノンラをはじめジャムルン村のみんなに「コップンマーカー!(ありがとう!)」と伝えたいです!!

 

人文学部4年 伊藤亜美

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