10月26日（土）、前日までの台風が嘘のように、すっきりとした秋晴れの下「第26回全国健康福祉祭こうち大会　ねんりんピックよさこい高知2013」の開会式が、高知市春野運動公園で行われました。ふれあいと元気のある長寿社会づくりを目的に、60歳以上の選手が1万人以上も高知に集まりました。この大会に高知大学からは、一般学生約80名、スポーツ部等の学生約100名が審判をするなど、多くの学生がボランティアとして参加しました。

特に、開会式前アトラクションでは、地域協働入門IIと地域協働企画立案の1年生11名が、やなせたかしさんがデザインした高知県関係のキャラクターに入り、やなせさん作詞の「ねんりん・こうち体操」を、お年寄りと子どもたちと一緒に踊りました。午後からは総合開会式に出演した幼稚園児などともふれ合い、大会の盛り上げに一役買いました。

着ぐるみに入った学生の感想です。

ぜひご一読ください。

◇人文学部1年　男子

ねんりんピックの開会式での「ねんりん体操」は、今まで約半年間練習してきた成果をみんなが十分に発揮することができた、いいものだったと思う。ねんりんピックの開会式という今までにない大きな舞台での演技だったので、事前に体操の細かい部分やタイミングを話し合って、きちんと合わせたり、本番では急きょ参加することになった学生にも、みんなで体操を一から教えたりして、みんなが一致団結して成功させることができたと思う。

　それにボランティアでサポートしてくれた他の高知大生も、慣れないサポーターの役割の中で、私たちをサポートしてくれて本当にありがたかった。

たくさんの団体やグループの人々が協力して作り上げたねんりんピックに、自分も少しではあるけれど参加して、盛り上げることができていい経験になったと思う。

◇教育学部1年　女子

　今回はお客さんとふれ合うのが楽しかった。子どもは本当にかわいかった。ふれ合っている時は、いつも笑顔だった。

最近、私の中で人前に出る時は「お客さんに楽しんでもらうこと」がモットーになっている。今回は「トラフ博士」を演じることで楽しんでもらえるよう頑張った。身振りを大きく、テンションを高く、子どもの前ではおどけてと、常に心の中で念じていた。結果、私がアクションをする度に子どもが喜んでくれたので成功だったと思う。博士を演じる上で、問題を見つけては改善するという一連の流れを実践できたのが、今回で一番の成長だったと思う。

最近は、着ぐるみの授業が本当に楽しい。私のモットーの「人に楽しんでもらう」ということと合致していると思う。やりがいを感じる。もっと頑張りたい。

◇理学部1年　男子

　今回の活動で一番自分の学びになったと思うことは、大勢の前に出て「ねんりん体操」を踊ったことです。普段人前に出て何かをするということが少ないので、いくら着ぐるみに入っているとは言っても、ものすごいたくさんの人の前で、カメラもある前で、あまり緊張せずに「ねんりん体操」を踊れたことは、自分の学びになったと思います。

◇理学部1年　女子

　高知で行われた年に一度の、ねんりんピックの開会式に参加することができ、県民の一員になれたような気がした。終わった後も、いろんな県の人と話せて、最後に自分の県の人とも会え大学生と言ったら、「頑張ってね」と言ってくれて、すごく和みました。またボランティアの人と話したり、県庁の人と話したり、とてもコミュニケーション能力が上がったと思う。

◇農学部1年　男子

　正直言って楽しかったです。私は着ぐるみの誘導係だと聞いていたので、授業でも誘導を中心に取り組んでいました。（当日予定していた学生が参加できなかったので、急遽着ぐるみに入ることになったが、）ここから僕の汗は止まることはなかった。皆は体操を踊れるのだが、当然、今さっき言われたのでできるはずがない。ショーは後1時間後、おいおい嘘だろうと思いながら、始まるギリギリまで練習をしていた。

　（陸上競技場の踊る位置への）誘導は、小さな子どもがやってくれたのだが、あまりにも不安そうだったのか、「大丈夫だよ」と優しい言葉をかけてくれた。本当に嬉しく、やる気が急に出てきた。本番はたくさんミスをしてしまったが、最後でやりきった。

ショーが終わり着ぐるみの頭を外した時、普段当たり前のように生活しているこの空間・空気が、いやもうすべてに幸せを感じた。当然、その感動を（幼稚園の）子どもたちとのふれ合いが終わった後にも感じた。今回の活動で、日常の色々なことに幸せを感じることができて良かった。