ファシリテーション力養成道場を実施しました!
ファシリテーションとは、場を作ったり議論の流れを整理したり発言を促進し人々の活動が容易になるように支援することで、会議やワークショップなど話し合いの場や教育現場などで求められている力です。また、この支援者がファシリテーターです。
高知大学では平成19年度より、上記のような力を学生に身につけてもらい自らの学びに活かしてもらおうと道場を開講しています。
この道場の受講者のうち希望者は、実際の正課の授業で学生ファシリテーターとしてOJTを体験できる仕組みとなっており、OJT終了後は大学から認定証が発行されます。
道場では「楽しく笑顔」「二日間は型稽古」「気づきを相手にフィードバック」「振り返りを大切に」をグランドルールに4~5人一組でグループワークに取り組み、ファシリテーションの心得や技法、場のつくりかた、振る舞いなどを「座学⇒実践⇒振り返り」のサイクルで2日間みっちりと身につけます。
また、先輩ファシリテーターによるファシリテーション・グラフィック講座では1人一枚の模造紙にプロッキーを片手に太さを変えた線を引いたり、読みやすい大きさの文字を
書いたり、議論の見える化を練習しました。
初めて会った学生同士も2日間が終わるころには旧知の間柄のような笑顔。
議論を構造化しつつ視覚化し、お互いの意見を確認し合い承認しディスカッションを進めることでコミュニケーションも円滑になり満足感と納得感の高い話し合いが出来ます。
参加者からは
「話し合いのコンテンツではなくプロセスを観察するのが難しかった。
意識を集中して、見て見られて、頭をフル回転した」
「とにかく話あうことが面白い。こんなに楽しいとは思わなかった」
「記録することが楽しかった」
「来年はぜひ授業でFTをしてみたい」
などの感想が寄せられました。