【S・O・S】ウラ学同好会 ケーブルテレビ研修で伝える努力を知る

2013年8月27日
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 8月26日・27日、ウラ学同好会の新メンバーが、高知ケーブルテレビの協力で、テレビ番組制作について研修を受けました。
企業の隠れた努力などを伝える番組「高知大生が行く ウラ学のススメ」を、高知ケーブルテレビと共同制作している学生たちですが、テレビ局の作り手の努力を改めて知る機会となったようです。学生の感想をご覧ください。

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☆理学部1年 黒石由人
 研修を受ける前に見ていたテレビは、それはただの時間を潰すためのものでしかなかった。暇があればつけてそれとなく眺めてしまう。しかし番組で取り扱われるすべての映像は、ただ撮っただけのものではなく、自然に見せるための工夫や作り手の意志が加わって初めて生まれるものだとわかった。
 ただ撮影するだけでは、視聴者を不快にさせてしまう。ブレないようにカメラを三脚で固定することはもちろん、照明の当て具合や音の拾い方も視聴者が不快感を抱かないように工夫されている。さらに編集の作業では、被写体の目線やカットする時間の短さといった細かいところまで考慮されていた。このような自然に見せる工夫によって、私達は番組に不快感を抱かずに眺めていられるのである。
 また、被写体をどのように撮影するかで、被写体の印象はすっかり変わってしまう。この手法はヒーローインタビュー等でよく使われるそうだが、下から見上げて撮影するだけで、被写体の力強さや威厳が強調される。このような作り手の感情がこもって生まれた映像を、私はありのままであるかのように受け取っていた。
 今回の研修を通して私は多くのことを学んだが、その一つに「日常的な映像も非日常であること」が挙げられる。作り手によって生み出された映像を恐れ敬遠するのではなく、作り手が何を伝えたいのか理性的に判断していきたい。
 また私はウラ学同好会という作り手の立場でもある。今回学んだことを生かして、伝えたいことを正しく伝えられる構成表や映像を作っていきたい。

☆人文学部1年 西岡 葵
 2日間のケーブルテレビ研修を受けて、一つのテレビ番組は、レポーターやカメラマンだけではなく、照明や音声、編集の人、タイムキーパーなど、テレビには映らない人たちの協力があって作られていることを改めて実感できた。
実際にウラ学のオープニングを、研修を受けていた3人で撮影したり、カメラを持ってみたり、カメラで撮った映像を編集したりといった体験を通して私が一番感じたのは、テレビ制作に携わっている人たち誰もがすごいなと思った。セリフを言うタイミングなど、自分たちが頭で考えた提案どおりにうまくいかないときに、そこをどう改善すれば良くなるかを考える作業が必要になることがわかった。自分たちが納得のいく提案が出たとしても、実際に動いて撮影してみなければ、映像としての動きが出ているかどうか、動きのタイミングが合うかどうかわからないので、番組の中のワンカットやワンシーンを撮るだけでも、様々な試行錯誤が必要で多くの時間と労力がかかるということを初めて知った。番組のワンカットやワンシーンを撮るために、見えないところで多くの試行錯誤や努力を重ねているレポーターや俳優、女優の仕事ってすごいなと純粋に思った。
また、音声さんやカメラマンさんも重い機材を数時間持ち続けなければならず、大変な仕事だと思った。私は音声をひろう機材やカメラを持つだけで精一杯だったので、こんな体力がいる仕事を毎日のように行っている音声さんやカメラマンさんもすごいなという尊敬の思いを持った。
テレビに映る人、テレビには映らない人全員がそれぞれの役割を果たさなければ良い番組を作ることはできないということを忘れず、今後の自分たちの番組制作に生かしていきたい。

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