【S・O・S】ウラ学同好会奮闘中

2013年7月24日
 

S・O・S認定団体・ウラ学同好会は高知ケーブルテレビと共同し、企業の隠れた努力などを紹介する番組「高知大生が行く ウラ学のススメ」を制作しています。制作過程では毎回多くの失敗を重ねながらも、学生にとって大きな学びの機会となっています。
5月に放送されたケンシヨー食品株式会社で、ディレクターを担当した中山さんに、取材を通して振り返ってもらいました。またご協力くださった町田直明前社長(現:株式会社ケンシヨー代表取締役)からは、学生へのエールが届いています。

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ケンシヨー食品株式会社の取材を終えて
人文学部2年 中山美里

私は今回のケンシヨー食品株式会社の取材で、番組の構成を考えたり取材先の企業と連絡をとったりするディレクター役を担当しました。
番組の構成を考える作業に関しては、ただ単に伝えたいことを伝えればよいのではなく、その情報が視聴者にとって本当に必要かどうかも考えなければならず、伝えたいことを文章と映像で表現するのも、私が想像していた以上に難しいものでした。
しかし、ひとつのことについてさまざまな側面から考えたり、いろいろな人の意見を取り入れながらじっくり構成を考えていくことで、物事を積極的に考える姿勢を学ぶことができました。
私は何事に対しても受身の姿勢になってしまうことが多く、何かを追求したり、批判的に考えたりすることが苦手なのですが、このような姿勢はどのような場面においても大切なことなのでこれからも心がけていきたいと感じました。
また10分程度の番組を制作するのに、自分が想像していた以上にたくさんの時間と努力が必要であることをはじめ、私たちが普段何気なく消費しているソースひとつをとっても、その生産からマーケティングに至るまで、あらゆる側面で思考が凝らされ、こだわり抜かれてひとつの商品がつくりあげられているということに気付きました。普段消費者側の立場に立っているだけでは気付くことができませんが、このような生産者側の方たちの努力とこだわりによって、私たちの快適な消費生活が支えられているのだと気付くことができました。
ケンシヨー食品株式会社の方々をはじめ、今回関わらせていただいた方々は、ただ何気なく仕事をされているのではなく、それぞれの信念を持って仕事に励まれていました。そのような方とお話させていただくことで大変刺激となり、自分も将来仕事に就いたときや、普段の生活においても信念を持って取り組むようにしたいと考えるようになりました。
私はこれまで社会人の方々と直接話をした経験があまりなく、ましてこちらから企画を提案し、それに応じてもらうという立場で企業の方と接するのは、今回が始めての経験でした。そのため緊張したり、分からないことが多かったりと、ご迷惑をおかけすることが多々ありました。
しかし取材先の方は、そのような私の対応にも最後まで熱心に協力してくださり、さらに私が将来困らないようにとメールや電話でのマナーをはじめ、丁寧にご指導くださりました。
はじめは慣れない社会人の方からのご指導に戸惑うこともあったのですが、ご指導くださったことをふまえて、何度も何度も繰り返すうちに、だんだんとスムーズにこなせるようになったように思います。普通に大学生活を送っているだけでは知ることができなかった社会でのマナーを学ぶことができ、自分にとって貴重な経験となりました。
今回の活動で私は連絡ひとつをとっても、時間帯や言葉遣いに注意を払ったりと、本当に大変な作業であると感じました。しかし一方で社会人の方は、お忙しいにもかかわらず私の依頼にも丁寧に対応していただき、またメールの返信なども素早くくださりました。
普段の学生間の連絡を思い起こしてみると、返信をしないままで放置したり、頼まれたことも忘れてしまったりということがよくあるように思います。改めて、社会人と大学生の感覚やおかれている環境の違いを痛感し、社会における責任感の重さを実感させられました。
今回ディレクター役を経験して、普段とは違う緊張感やプレッシャーがあり、正直とても大変でしたが、その分普段は経験することができない貴重な経験をたくさんさせていただきました。はじめはわからないことばかりで不安でいっぱいだったのですが、チームのメンバーやいろいろな方のアドバイスを得て、ひとつひとつこなしていくうちに少しずつ自信を持てるようになりました。また、番組が完成した時には、チームで協力しながらやってきたことがひとつのかたちになって嬉しかったです。
これらの経験を今回だけにとどまらせるのではなく、これからの活動や将来に活かしていきたいと思いました。

 

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高知大学ウラ学同好会の番組についての感想
(株)ケンシヨー代表取締役 町田直明(前:ケンシヨー食品株式会社代表取締役)

5月18日に高知ケーブルテレビにおいて、ケンシヨー食品株式会社の取り組みが、高知大学ウラ学同好会の制作番組として放映されました。また、引き続き6月に13回放映され私共の会社のことを広く知っていただく非常に良い機会となり、制作に当たられた高知大学ウラ学同好会の皆様、高知ケーブルテレビのスタッフの方々に感謝申し上げます。
取材はウラ学同好会の学生さんが主体的に行ない、私共と何回も打ち合わせをいたしました。その中で学生さんたちが弊社の特徴、尖がった部分を的確に捉えて番組を構成されて行くのを目の当たりにして非常に感心させられました。
私もいくつかアドバイスをさせていただきましたが、社会人と接する中で、取材を担当されておられる学生さんが着実に成長されていることを実感致しました。
ウラ学同好会の活動は社会と大学生を取材を通じて繋ぎ、キャリアアップを図って行けるクラブ活動であり、多くの学生さんに参加していただければと強く思いました。

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