【えんむすび隊】海洋堂ホビー館二周年記念イベントで学ぶ

2013年7月7日
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 7月7日(土)、四万十町にある海洋堂ホビー館四万十の二周年記念イベントに、えんむすび隊6名が出動しました。ホビー館は、開館以来17万人を超える来館者がありました。また近くに1年前にオープンした海洋堂かっぱ館は、6万人を集客しています。もともと観光客がまったくいなかった山間の地域に、これだけの人が訪れているのですから驚きです。
 えんむすび隊は、ご当地アイドル「はちきんガールズ」との着ぐるみ競演と、海洋堂の宮脇修一社長との懇談を通して多くの学びを得たようです。

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<学生の振り返り>
理学部2年 鍋島美智
 着ぐるみを着たのは今回が二度目ですが、お客さんの前で着たのは初めてなので、以前とは少し違う印象を受けました。着ぐるみの大事な仕事は、そのキャラを理解し、それを踏まえて盛り上げることだと思います。しかし思っている以上に難しくて大変でした。はちきんガールズは、リハの時からずっと笑顔で、本番も一生懸命盛り上げようとしているところがとても印象的でした。
 宮脇さんとのお話では、本当にフィギュアが大好きで仕方ないという雰囲気を強く感じました。一つした質問に対して、あれだけの答えが出せて、話も面白くて、宮脇さんのコミュニケーション能力や、フィギュアに対する情熱はすごいと思ったと同時に、とてもうらやましいと思いました。私にはまだ好きなものを仕事にするまでの情熱も、それに対する知識も甘いように感じました。胸を張って「これが好き」と言えるものを、ちゃんと持ちたいと思います。

教育学部1年 小田和実
 この活動に参加できてよかったです。授業とは違うメンバーでの取り組みであり、(着ぐるみ)経験者としての責任も感じました。
 打ち合わせは順調に進み「うまくいきそうだな!」と思っていたのですが、一回目の出番は反省するところが多かったです。動きが小さいこと、立ち位置が悪かったこと、誘導係の働きをはっきりさせていなかったこと。動きの小ささに関しては、最初に経験者が入って良い例を見せることや、スマホでビデオを撮って見せるなどすれば良かったと思っています。あとの二つも、後手に回りがちな自分の意識を変えなければいけないと感じました。
 二回目に自分が着ぐるみに入ったときは、とにかく止まらないことを意識しました。揺れたり、足踏みをしたり、手を動かしたりすることを途絶えないように頑張りました。終わった後、お褒めの言葉をいただけたのがすごく嬉しかったです。
 宮脇さんのお話も、とても面白かったです。「異物になることを恐れない」「大口をたたき、好きなことをひたむきにやる」すごくかっこいいと思いました。今の私には難しいことです。大好きなことをイキイキと語る宮脇さんのお話を聞いていると、自分も頑張りたくなってきました。

人文学部3年 中川大輔
 着ぐるみに入るという普通に生活していて、あまり経験できないことを経験できたことが良かった。始めは気分が悪くなったらとか、いろいろ不安もありましたが、何事も経験してみることだと実感しました。
 こうやって地域に出てみると、当然ですが家にこもっているよりも、いろいろ得るものがあるように思います。ほんの少しでも海洋堂ホビー館の式典に関わることができたのは良かったです。一方で大学の名前が出ているので、人が見ているところで、どういう振る舞いをしなければならないかということも少し分かりました。
 宮脇さんは本当に人生を楽しんでいるなと感じました。自分の好きなことを仕事にできる人は、そんなにいないと思うので、うらやましいと思いました。仕事の疲れも模型を作ることで取るというのには驚かされました。自分はそこまで好きなものがまだないので、そういうものができたら、より楽しく価値のある人生が送れるような気がしました。自分としては、仕事というのはお金を得るための手段だと思っていたので、宮脇さんのように自分の好きなことを仕事にできて、どうすれば楽しめるかなど考えながら仕事をしてお金を得るのは羨ましい限りです。好きなものを極めれば商売になるという良い見本だと思いました。

理学部1年 西 良祐
 今回、ホビー館での着ぐるみ体験をして、着ぐるみを通してのコミュニケーション能力が低いと感じました。ショーを盛り上げるために自分たちは何をすべきなのか?ということについて考えているつもりでいましたが、実際にやってみると、途中で変に考えてしまい思うように行動できず、パフォーマンスが終わった後での行動で気が緩んでしまいました。(四万十町役場の二人の方が着ていた着ぐるみは)、二人のパフォーマンスを見て、ひとつひとつの動作にぎこちなさがなく、新鮮味を感じられました。
 また宮脇さんの話がとても印象的でした。特に「アウェイな状況において、自分たちがいかに異物であるか?」という発言は、自分にとっても非常に深く考えさせられるものであり、四万十の大自然の中にあるホビー館の存在感、自然に存在するはずのないフィギュアが浮上し、この挑戦し続ける姿が印象的でした。自分も異物となることで、ひとりの人間としての価値を見出して行きたいと思います。

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