【えんむすび隊】夢を追う女子プロ野球選手から学ぶ

2013年4月14日
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4月13日(土)・14日(日)、高知初開催となった女子プロ野球ティアラカップに「えんむすび隊」が出動しました。高知大卒業生が日本女子プロ野球機構の広報で活躍していることから、先輩を応援しようと7名の学生が参加しました。

試合開始前には、時間がない中でチラシの袋詰めに苦心し、入場ゲートではお客さんの対応に戸惑ったりしましたが、舞台裏の大変さや、多くの人が運営に関わっていることを垣間見ることができました。

二日目の決勝戦前には、大学の着ぐるみ隊がグラウンドに登場し、球団キャラクターと一緒に観客を盛り上げました。

終了後の選手へのインタビューでは、プロとしての厳しさや、チャレンジすることの大切さを学ぶことができました。

夢を追う選手と、それを応援する関係者やファンの想いが感じられる、さわやかな女子プロ野球でした。

 

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<学生感想>

農学部農学科4年 大木志保

私は初めて"女子プロ野球"を見ました。グランドでプレーしている選手たちはとても大きく見え、自分の中学校時代、大きな声を出しながら仲間たちと部活に励んだ日々を思い出しました。

1つの試合を成立させるのに、いろんな人たちが関わっていることも感じました。リーグ運営している皆さん、お客さん、スポンサー、球場関係者、物販の人たち、中継に来たテレビ局スタッフ、ボランティアの人たち・・・。"沢山の人たちがお客さんを楽しませる仕事を協力して行う=チームプレーのひとつ"だと感じました。これは、スポーツだけでなく色んなことをする上で人と協力して、沢山の人を巻き込んで物事を成すときに必要になってくるものだと再認識しました。

今回、女子プロ野球ボランティアに参加して、色んな新鮮な体験が出来、勉強になりました。

~女子プロ野球の皆様へのお礼~

今回は高知で試合をしてくださり、ありがとうございました。色々見るのが初めてで、とても新鮮な経験が出来ました。

中でも、女子プロの皆さんの華やかさと、子どもたちのはしゃいでいる様子がとても心に残っています。きれいな色のユニホームを着て、カッコかわいい選手の皆さんは野球少女だけでなく、保護者の方の付き添いで着いてきた子どもたちも、とても楽しんでいた姿が印象的でした。

また試合後にファンサービスをしている姿を見ていて、選手の方たちとお客さんが笑顔になっていて、確実に女子プロの魅力に引き込まれていたと思います。私もその中の1人です。

これからも子どもたちに夢を感じさせられる、みんなに応援される、そしてファンとの距離が近く、魅力あふれる"女子プロ野球"を頑張って下さい。

 

人文学部人間文化学科3年 座間味希呼

今回のボランティア体験で最も印象に残ったのは、ウエストフローラの選手である松本さんの手です。松本さんは小学生の頃から野球をするようになり、小学生の頃の夢は女子プロ野球選手でした。高校ではソフトボール部をしていました。高校を出てからは介護の仕事につきましたが、それでも地域のクラブチームに入り、月に1・2回ほど野球に触れていました。実際、介護職と野球の両立は難しく、月に1・2回練習に参加できれば良い方だったそうです。

そんな中で女子プロ野球の話を聞いた松本さんは、倍率4倍のプロテストをくぐり抜け、小学生の頃の夢を叶えました。そうしたひたむきな姿勢で野球をしてきた松本さんの手はまるでグローブのように厚くてごつごつしていました。浪人中に見た野球部の友達の手とそっくりでした。この手は一朝一夕でできるものではなく、日々の素振りなどでマメができては塞がりを繰り返してできる、と友人は言っていました。

「“女子”プロ」と「プロ野球」で名前も試合内容も違ってはいますが、松本さんの熱意や姿勢は、男子プロに負けず劣らず、いや、それ以上のものが有るのだろうと思いました。「女子プロ野球」というものが無かった間、それを望む気持ちは、「プロ野球」に向かう人とは違った執念が有っただろうと思います。

 

理学部理学科2年 森本雅智

 今回のえんむすび隊の活動の感想を考えたときに、最初に出てきた言葉は、「疲れた!」の一言でした。他にも色々と思ったことや考えたことはありますが、その印象が強くて最初にきてしまいました。

 朝は、来てくれた人のためにチラシやカードを袋に入れる作業。昼前は会場の簡単な案内、受付業務。昼過ぎに着ぐるみ隊が出動し、その後は再び受付業務。そして試合終了後、後片付け。そして、特別に出場選手と話をする機会が貰えました。

 こうして振り返ると、最後の出場選手とのお話がなければ、自分は単なる労働力として動いてきただけになり、純粋に疲れただけで終わりかねなかったと思うとあまりいい気はしません。単純作業を効率よく行う工夫を考える、気ぐるみのパフォーマンスを考えるなど、様々な学びはありましたが、やはりこういう貴重な経験が有るのと無いのとでは大きな違いが生じます。

 お話会のときは来てくださった選手さんも、学生も、緊張していたように感じました。そのとき、一緒に来ていた4年生の大木さんがトップバッターとして、選手に日焼けについての質問をして空気を和ませていました。そういう気の回し方を真似していきたいです。

 話せた選手は二人だけですが、二人とも偶然見つけたプロテストのチャンスをものにしたというエピソードを聞いて、散々言われるチャンスを活かせという言葉の実感が少し増しました。

 他にも、女子プロ野球は男子プロ野球には無い強みを探しているという話も聴きました。これも、よく言われる言葉です。

本当に大切な事というのは、どういう組織や人においても不変であるという具合でしょうか。

 

人文学部国際社会コミュニケーション学科2年 中山美里 

 私は、はじめ何気ない気持ちでボランティアに参加していたけれど、スタッフの方たちが一生懸命に働いている姿や、試合終了後に選手たちが自ら観客のお見送りや、ごみ拾いをしている姿を見て、自分たちの好きなスポーツを一生懸命に盛り上げようとしている様子が伝わってきました。

 自分のボランティア活動を振り返ると、そのために自分には何ができるのかということを考えて、率先して行動するのではなく、頼まれたことを単にこなすような参加になってしまったところがあり、そこが自分の反省点であると思いました。

 私は、以前女子プロ野球について少しテレビで見たことがありましたが、普段は見ることができない、スタッフの方たちの裏の仕事について知ることができ、自分にとって貴重な経験になりました。

 
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