家具等転倒防止支援のボランティアに参加しました!

2012年11月29日
 

高知市が行っている「高知市家具等転倒防止対策支援事業」にボ
ランティアとして高知大生2人が参加しました。

 この事業は高知市が地震発生時に家具等の転倒による被害の防止
を自ら行うことが困難な高齢者や障害者の安全を確保するため、転
倒防止器具の取り付けを支援しているものです。

 以下、参加した学生の感想をご紹介します。

-----------

★兵頭翔太くん(人文学部4年生)
 今回の事業は高齢者宅での家具転倒防止を主眼に置いたもので、
地震対策においてピンポイントなものではあるが、今後各地域ごと
に講習会を開きその後の共助に生かす案が出るなど、発展次第で大
きな効果をもたらしそうだと感じた。
 また、地震が起こったときの不安な点を家の方に聞いたところ、
1人では大きな家具を動かせなかったり、住宅の手入れをしきれな
かったり、いざというときに頼る人がいなかったりと、高齢者が一
軒家を持て余している実態をよく理解出来た。
 津波の心配のないよう高台を選んだお宅でも、逆に買い物難民に
なってしまっていたところがあり、日常生活と災害対策のバランス
の難しさを感じた。
 そして、施工業者の方から若者の災害への備えの意識不足の話も
出てきたので、よく考えさせられたいいきっかけになった。

★足達紀昭(人文学部4年)
 本日の防災事業における支援活動の内容は、75歳以上の高齢世帯
や身体障害者が対象。ホームセンター「フタガミ」が協力し、県立
高知工業高校生と高知大学生が無料で取り付けるというものでした。
作業は正岡幸子さん宅で実施しました。
 フタガミの防災アドバイザー・楠瀬淳司さんの指導の元、家具を
固定する作業などを行いました。その際、特に認識されたのが防災
道具の正しい使用方法です。家具を固定する棒ひとつにおいても
「棒を天井に直接あてると、地震の衝撃で天板を突き抜ける」と説
明を受け、棒と天井の間に木板を挟むことにより家具を安定させる
ことが出来ると助言を受けました。扉の前の本棚でさえ、本棚が倒
れれば扉から出られなくなる原因となる。普段何気なく存在してい
る「物」が災害時には「危険物」に変わることを認識させられた一
日でした。

お問い合わせ

コラボレーション・サポート・パーク
電話:0888448932
コラボレーション・サポート・パーク
  • COC+ロゴ(小).jpg