【タイ滞在記】伊藤亜美さん編(9月17日:異国で"発熱")
9月17日(月)
昨日の夜は・・・・
なんとも苦しい夜でした・・・
すっかり治ったかと思ったのに、夜にまた熱が出てしまった。
熱くなって汗をかいては寒くなっての繰り返し・・・
それでも、なんとか汗をかいたままではいけないと思い、新しいTシャツに着替えたり、毛布をかき集めて寒くないようにしたり・・・・
朝方には気持ち悪くなったり頭が痛かったり・・・
昨日もっと早く寝ればよかった・・・
フィーモールの言うようにお風呂に入らなければよかった。と後悔・・・
朝、フィーモールが起こしに来てくれたが、だるくて出れなかった。
すると、ドアを開けて入ってきてくれた。
具合が悪いことがわかったフィーモールとフィーメンは病院に診療所に連れて行こうとしてくれた。
その前にコミュニティーセンターによると、以前一緒に飲んだことのあるご夫婦が来ていて、どうやら私たちをライオーンに連れていくためにわざわざ来てくれたらしい。
太尾ちゃんからどう聞いた。
行きたかったけど、とてもじゃないけど今の体調では行けそうにない。
それに行った先で迷惑をかけてもいけないと思い、断った。
本当にごめんなさい。そしてなんて良い人たちなのだ・・・
そんなやりとりをしている中、ルンチャイが車で病院まで連れて行ってくれるという。
お言葉に甘えてというかもはや気を遣っている余裕はなかった(笑)
車中では、フィーモールが気遣って横にならせてくれた。
なんだか、皆のやさしさを感じて感謝の気持ちで涙が流れた。
海外でも必ず助けてくれる人はいるし、皆に支えられてここまでやってこれたのだと心の底から思う。
でも、これ以上心配はかけられないので、泣くことはやめた。(笑)
病院に着いて診察室に入ると・・・・
早く治りたいのなら注射をした方がいいと言われ、なおかつ日本のように腕ではなく、なんとまさかの腰!?
絶対痛いに違いない、ものすごい激痛が走るのだと私の頭の中は“痛”という一文字で埋め尽くされていた。
しかし、このまま熱が続くと、迷惑もかけるし、帰る日を延期しなければならないと思ったので、痛みを覚悟したうえで注射をすることにした。
ベッドに上がり、ズボンをめくられた時はもう涙が出ていた。
恥ずかしいが、「痛い?痛いよね?まだ?もう終わった?」など泣きながら騒いでいた。
もう22歳にもなるいい大人が・・・・
でも、痛みをともなうことに誰よりも恐怖を感じる私は、あの診察室の中では恥を捨てていた。(笑)
大騒ぎをしている割には、最初に“チクッ”としただけで液体が入ってくるときに感じる痛みを感じることはなかった。
太尾ちゃんいわく、狂犬病の注射よりも量は多かったというが、狂犬病よりもはるかに痛くなかった。きっと先生の腕が良かったに違いない。
これで治るといいな・・・・
力を振り絞り、記念に病院を撮影!(笑)
それから家に帰って、ずっと寝ていた。
その間、太尾ちゃんが先生と色々と連絡を取っていてくれたみたいで今後のことを少し話した。
その結果、このままここにいて迷惑をかけることも申し訳ないし、明日帰ることに。寝ていたらだいぶ楽になったし、熱も下がったみたいだったので・・・・
ただ、治ってすぐに帰るというのも・・・・まだここに居たいという想いもあったし。
それに、明日帰るとなると手紙を渡すことができない・・・
それだけが心残りで仕方がないが、日本に帰ってから“送る”ということもできると考え直し、明日帰ることに!!
夕方頃に起こされ、夜ごはん!
一日ほとんど食べていなかったので、お腹は減っていたし、食欲もあった。
私の大好きな卵焼きと最近ハマっていた野菜ジュースを用意してくれた!
本当にありがとう!!コップンマ~カ~?
今日はフィーモールの言うことをちゃんと聞いてお風呂には入らず、早めに就寝。
明日、支度はしよう。