【太尾郁恵のうるるんタイ在記】9月17日:海の向こうで喜んでくれる人がいる

2012年9月17日
 

9月17日

 

 今日は朝から大変でした。

 いつものように、コミュニティセンターへ。でもあみちゃんが来ない。来てくれたのは、あみちゃんのホームステイ先のお姉さん!そして私に『アミ、マイサバーイ』とのこと。そして頭をさしてクルクル~とジェスチャーをしてくれました。『え~~~!!』そう、最後の最後であみちゃんは38度を超える熱を。そのあとすぐに、ホームステイ先の人に連れて来てもらってあみちゃん登場。ボーっとしてるあみちゃん、いつもの体調ではないことは見て分かりました。そして、村の人に病院に連れて行ってのもうことに。私も一緒に。今まで約40日間なにもなく、元気でいたのに、最後の最後にやってくれました、あみちゃん。今まであまり人の看病などしたことないから、初めてが海外でどのように動けば良いのか全くわからない。病院の先生とも、少しの英語と物指し会話帳だけを使い会話。治療の方法といえば、すでに熱は高いため、腰のあたりに注射のみ。注射に入っていた薬も多く痛そうに見えたのですが、本人曰く、まったく痛くないとのこと。私たち注射にまで強くなれたのかな?(笑)

そして先生からのアドバイスが薬を飲むこととお風呂に入ってはいけないということ。ここまでは普通のような気がしたのですが、最後に言われたことが一日にお水を6~8?飲んでくださいとのこと。少し笑ってしまいました。そんなに飲めるものなのかと。そして、頂いた薬は素晴らしいほどカラフルで大きなものでした。親不知の歯といい、今回の熱といい、ラストスパートにかけてあみちゃん大変。熱の件に関しては、当の本人あみちゃんは全然心配せず、みていた私の方が大慌て。そして村の人たちにもあみちゃんに会いに行くためにたくさんご迷惑をかけてしまいました。本当にありがとうございました。おかげで、次の日にはあみちゃん元気元気に(^O^)ホームステイ先のご家族の方々には本当にお世話になりました。

 

 

 

 そして、午後はグループのミーティングに参加することができました。今回のグループは『カピ』グループのみなさんでした。話合っている具体的な内容はわからないですが、必死にその状況、ミーティングの雰囲気を読みとりメモを取ってみました。ちなみに今回のミーティングでは今後の活動予定の共有とこれからどのようなアクションをするかとみんなで話合っているみたいでした。

 

 

 ミーティングの様子について

 

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参加者は約20名。司会進行、板書の役割があり、みなさんが座っている椅子は半円を描くように並べられていました。最初は一人一人がマイクを回して感想を述べているようでした。この時、普通にマイクを回していましたが、マイクが回ってきたことに嫌がらないみなさんを見て私は驚きました。そしてどんどんと自分が思っていることをみんなに語りかけています。なにより笑顔で楽しそうに話しているみなさん。私まで笑ってしまいます。

また、マイクで話している人がいるにも関わらず、ちらほらとおしゃべりが。なかには大きな声で笑っている人たちもいましたが、それがあたかも普通の様子で、嫌な雰囲気がしなかったことがすごく不思議でたまりませんでした。

 

毎日毎日、観光客が来ても来なくてもコミュニティセンターに集まりみんなで話をしています。よく、これほど話すことがあるな~と関心している自分。うん、この風景が当たり前ではないんですよね?ここにいるとこの自然と集まってきて、自然とみんなが話をしていることにいつのまにか違和感を感じなくなっている自分がいました。でもこのことって当たり前ではないんだと、今までみてきた、いや、なにより自分が育ってきた地域のコミュニティではありえないような様子に、私は違いを感じました。

どこの地域にも良いところはあります。だからこそ、どこの地域を見習ったら上手くいくっていう確信が絶対ではないところが地域づくりの面白さだと思いました。例えば、このBJRの仕組みをもし西土佐で取り入れてみても成功はしないでしょう。西土佐は西土佐のやり方、生活の仕方、独自の文化があります。その西土佐らしいコミュニティの作り方が、これからの西土佐を作っていく。ただ、こんなやり方があるんだ~と知るだけでも、アレンジすると一つのアイディアやきっかけになるかもしれません。そのことも大事ですね。

しかも、今回、きっかけがアイディアだけではないことに気づきました。それがわかったのが、今回BJRで“ふわふわ(手作り豆腐)”を作れた、作ろうとしたという報告を聞いて、西土佐のおじいちゃん、おばあちゃんたちが、喜んでくれたという知らせを聞きました。

『ついに、ふわふわも海を越えて海外に。嬉しいな~(笑)』

という言葉をおじいちゃんたちから言ってもらえたことが、私は最高に嬉しかったです。おじいちゃんたちにも元気ややる気が少しでも伝わったかな、と想像していました。そんな様々なきっかけをもっとつくることのできる人になれるように、私はいろんな地域のコミュニティをその地域で生活してみて、この目で見て、手で触れて、感じとりたいと思いました。最終日に近づくとともに、だんだんと自分がどのようにしていきたいのかという目標や方法が見えてきました。残り少ないBJR生活、精一杯この身体全体を使って感じ取りたいと思います。

 

 そして、ホームステイハウスに帰ってきてからは、バナナチップスを作っているところを見せていただきました。

 

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お母さんが作るバナナチップス最高です(^O^)

しかも、出来たてを食べれる自分、贅沢っ!!

今回は塩味であっさりし、そして、カリッカリ!

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