【イタリア日記】阿曽佑也くん編(9月2日:サスティナブルということ)
9月2日(15日目)
この日は日曜日ということでお店もスーパーもお休み。
空いてるお店と言えばお土産屋さんぐらいです。
こちらのお店は日曜日が開いていないのはもちろんですが、
昼間の2時~5時くらいの間もお昼休憩で閉まっています。
ですから、この時間帯は人通りも少なく賑やかな通りも閑散としています。
日本人の感覚でお昼にショッピング~なんて外に出てもなんも買えません笑
この時間帯に、お店の人はランチを食べて、
昼寝をするなどシエスタの時間みたいです。
この時間に体力を整えて夜の仕事に備えてるようです。
なので、夜は5時から11時過ぎぐらいまで開いてます。
飲み屋なら分かりますが、お土産屋さんが夜遅くまで開いてるのは
ちょっと不思議な感じがします。
なんか夏祭りのような感じです。
アルゲーロは、夏場の人口と冬場の人口が3~4倍違うぐらい
バカンスで有名な場所です。
ちょうど僕が滞在している時期はその季節で、
昼の間はビーチにたくさん人がいて、
夜はレストランやバーにたくさん人が集まってますし、
移動式の遊園地があったり出店も出てたりしてまさしく夏まつりの感じです。
そんな雰囲気がパオラ先生は嫌いみたいです^^;
特に夜に音楽がずっとかかっていたりするのがいやのようです。
確かにそうですよね^^;
旅行とかバカンスっていうのは非日常を味わいにいくもので、
日頃はできないようなことをしたいし、夜も遅くまで遊んだりもしたい。
でも、訪問地にはかわらずそこの日常があるわけで。。。。
そこが「旅行」の醍醐味でもあり、問題点でもある。
ちゃんと受け入れる地域のキャパシティーに合わせた
旅行形態を取らないといけないと思います。
たとえば高知で言えば、
桂浜のような観光地にはどれだけ人が訪れても問題は少ないように感じます。
渋滞やごみの問題は出るでしょうが、クリアできるでしょう。
しかし、仮に大豊などのようなところに大量の人が
観光しにいくとなるとどうでしょうか。
たぶんそんなキャパシティーはないですよね、わるい意味でなく。
変に対応しようとして大きな建物を作りなんかしたら、最悪です。
ブームの時はいいでしょうが、ブームが去れば、ただの箱。
自然破壊だと言われてもしかたがないレベルです。
自然も破壊されるし、住民の生活の質も変わる。
だから、サスティナブルな観光形態を考えないといけません。
これは、浅川さんとも話していましたが市場にも言えること。
地域住民のための市場に観光客が多く来るのは、市場も賑やかになっていいこと。
でも観光客が「生活市」を見にくるのはいいけど、
市場がよりお金を落としてくれる観光客志向になれば、
地域住民は以前のように買い物ができず、市場に行かなくなる。
その内、ブームが去ってしまえば誰も来ない市場になる。
という流れになってしまいかねません。
実際に、日本にはこのような流れを経て衰えていった市場があるくらいです。
日曜市は、地域住民と観光客の評価がどちらともわるくないという結果が
でたので今のところ問題はないようですが^^; ←浅川さんあってますよね?
どちらにしても、サスティナブルな道を探していかないと
自然破壊、文化破壊につながるということを
認識しておかないといけないと思います。