授業者は、子どもたちの発想を取り入れ、子どもたちが主体となる授業を具体化することを課題に、授業改善に取り組んできた。いわば、問題解決学習の具体化といえる授業実践研究である。「水溶液の性質」の単元で、「塩酸に溶けたアルミニウムがどうなったか」を子どもたちが追究する時間の授業を公開した。 |
授業者は、子どもたちが学習の見通しをもてるようにするための手立てを大切にした。その手立ては、課題に対する予想の段階から打たれる。子どもたちと実験方法を確認し、その結果を予想させることで「仮説」を子どもたちにもたせるという手法である。これにより、子どもたちに結論までの見通しが立ち、結果から結論に至る過程での「考察」が可能になると考えた。 |
実際の指導においては、上記の考え方に対して、具体化の方策が整理しきれていない感は残ったが、これから実践を重ねていく中で解決されていくことを期待したいと思う。 |
助言者として、中級CST(小学校)に参加していただき、理科のみならず、学級経営、学習指導の基本的事項などについても示唆をいただけた。他にも、西土佐小学校の5名の先生方が授業を参観してくださった。 |