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JICA国際研修

令和元年度

 

高知大学国際研修「インクルーシブ教育実践強化コース」を実施

高知大学は、4月9日から4月26日まで国際研修「インクルーシブ教育実践強化コース」を実施しました。
この研修コースは政府開発援助(ODA)の一環として、独立行政法人国際協力機構(JICA)と本学が連携し実施したもので、当該専門分野の知見と経験を活かした講義や教育現場の視察を通じ、自国で応用できるインクルーシブ教育の強化策を修得することを目的としています。今回、中南米11カ国からこの分野に携わる行政官および現職教員18名が研修員として参加しました。

研修は日本のインクルーシブ教育の専門家による講義を通して、日本のインクルーシブ教育および特別支援教育の制度について理解を深める内容で、ディスカッションにより日本と自国を比較することにより、自国の課題整理に繋げることを目的としています。また、高知県内の特別支援学校や小学校、中学校を訪問し、授業の様子や学校施設等の見学を行い、日本のインクルーシブ教育及び特別支援教育の現場から体験的に学ぶことが可能となっています。
17日には、「インクルーシブ教育国際セミナー2019」に参加し、インクルーシブ教育先進国の北欧における実践について学ぶ機会を設けました。
研修の最後には研修員がそれぞれ自国におけるインクルーシブ教育について課題整理を行ったことについて、今回の研修成果として実践するためのアクション・プランを作成し、日本での学びの成果を持ち帰りました。

研修員からは「視察での学びは非常に大きい。自国で活用できるアイデアや戦略を学んだ」、「先生が変わっても継続した指導計画を続けられるように個別指導計画を作成し、生徒の状況の詳細を知る重要性を学んだ」といった声が聞かれ、満足度の高い評価を得られました。

高知大学では、今後も引き続き国際研修を実施し、地域の知見を海外に発信する取り組みを続けていきます。

 

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<三里中学校 視察訪問> <アクションプラン作成準備>
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<インクルーシブ教育国際セミナー2019> <閉講式記念撮影>

 

高知大学国際研修“子どもの学びを保障する”へき地教育の振興―SDGsの達成に向けて(A)コースを実施

高知大学は、7月4日から7月26日まで国際研修「“子どもの学びを保障する”へき地教育の振興―SDGsの達成に向けて(A)」コースを実施しました。
本研修コースは、政府開発援助(ODA)事業の一環で、日本におけるへき地教育の現状や取組みを学ぶことを通して、“子どもの学びを保障する”ための自国の抱える課題に対する解決方法を見出すことを目的としています。

今回の研修では、へき地教育に携わる開発途上国の行政官や現職教員など13ヶ国から15名が参加し、日本の振興政策と高知県における経験と取組みについて学びました。

高知県教育センターや本学での講義ののち、高知市立義務教育学校行川学園や本学教育学部附属小学校を訪問し、講義で学んだ教育行政や教育制度の理論を実践する場を視察しました。さらに、講義や視察を通じて学んだことから実際に指導案を作成し、それを用いた模擬授業を実施することによって、実際の教育現場で行われている複式学級の指導方法を体験的に学びました。
研修の最後には、研修からの学びを応用してどのように実践していくかについて、研修員自身がそのアクションプランを作成し、発表会では多岐にわたる提案がなされました。

高知大学では、今後も引き続き国際研修を実施し、地域の知見を海外に発信する取組みを続けていきます。

※SDGs・・・持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)
2015年9月、ニューヨーク国連本部において開催された「国連持続可能な開発サミット」において、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ(2030アジェンダ)」が採択され、「誰一人取り残さない-No one will be left behind」を理念として、国際社会が2030年までに貧困を撲滅し、持続可能な社会を実現するための重要な指針として、17の目標として設定されたもの。

 

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<複式授業の作り方講義> <附属小学校複式授業視察>
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<複式模擬授業> <閉講式集合写真>

 

高知大学国際研修「アグリビジネス/アグリツーリズム」コースを実施

高知大学は、8月29日から9月10日まで国際研修「アグリビジネス/アグリツーリズム」コースを実施しました。
本研修コースは、政府開発援助(ODA)事業の一環で、農業を多面的に活用した中小規模の地域振興ビジネスに焦点をあて、高知県内での取り組みについて講義や視察、実習を通して学び、自国の抱える課題に対する解決方法を見出すことを目的としています。

今回の研修では、35歳以下の若手行政官9ヵ国13名が参加し、自治体、農協、中小企業及びNPOなど、それぞれ異なる形態の組織における取組みについて学びました。

産官学民の連携による産業振興の政策や取組についての講義や、地域資源を活用した中小規模ビジネスの展開についての視察や体験を取り入れたことで、研修員の理解をより深めてもらうことができました。
研修の最後には、研修からの学びを応用して自国のアグリビジネス/アグリツーリズムを改善するためのアクションプランを作成し、発表会では多岐にわたる提案がなされました。

高知大学では、今後も引き続き国際研修を実施し、地域の知見を海外に発信する取り組みを続けていきます。

 

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<日曜市視察> <JA南国収穫作業機体験>
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<グループディスカッション> <閉講式集合写真>

 

高知大学国際研修「島嶼国総合防災」コースを実施

高知大学は、11月7日から12月17日まで国際研修「島嶼国総合防災」コースを実施しました。
本研修コースは、政府開発援助(ODA)事業の一環で、自然災害による被害の多い島嶼国における防災対策に焦点を当て、様々な防災手法を講義や視察を通して学び、自国の抱える課題に対する解決方法を見出すことを目的としています。

今回の研修では、島嶼国から防災担当行政官など16ヶ国から18名が参加し、東京都、沖縄県、高知県において、国、自治体、自主防災組織などの防災の取組みについて学びました。

東京都で国の防災政策について講義を受けたのち、沖縄県では、台風による海岸浸食や高潮に対する対策を学び、高知県各地では、風水害による土砂災害及び地震・津波対策について講義や視察を行い、地理的条件の異なるそれぞれの防災の取組みについて理解を深めてもらうことができました。
研修の最後には、研修からの学びを応用して自国の防災対策を改善するためのアクションプランを作成し、発表会では多岐にわたる提案がなされました。

高知大学では、今後も引き続き国際研修を実施し、地域の知見を海外に発信する取組みを続けていきます。

 

 

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<東京臨海広域防災公園にて防災体験学習> <琉球大学での津波実験>
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<久礼小学校で児童と防災学習> <閉講式集合写真>

 

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