◆国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「令和6年度 橋渡し研究プログラム(preF)」に採択されました

2024年5月17日

 世界初の癌領域の核酸医薬品の認可を目指す~

 

 国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が公募していた「令和6年度 橋渡し研究プログラム(preF)」に、高知大学医療学系臨床医学部門谷内恵介准教授及び株式会社日本触媒が産学連携し、橋渡し研究支援機関の岡山大学を通じて応募した「膵癌に対する核酸製剤の非臨床安全性試験を実施するための実施計画書確定と体制構築」(研究開発代表者:谷内恵介准教授)がこの度採択されました。

 

 谷内准教授は、膵癌細胞の浸潤・転移に関わる新規創薬の標的分子を同定する研究に取り組んでおり、新たに同定したリボ核酸(RNA)を標的とする短鎖2本鎖RNA(siRNA)が腹膜への直接浸潤と遠隔転移を抑制することにより予後を改善するマウス実験結果を得ました。

 

 本事業では、株式会社日本触媒との連携をより強化し、さらに岡山大学のサポートのもと世界初の癌領域の核酸医薬品の認可を目指して、製剤の製造に向けた体制作りならびに安全性を確認するための非臨床安全性試験の実施計画書を確定します。本事業を推進することで、世界に先駆けて画期的な膵癌に対する核酸医薬品の実用化を目指し、国内に留まらず海外へと広く普及させるために研究開発をより一層加速させて参ります。

 

【橋渡し研究プログラムとは】

 橋渡し研究プログラムでは橋渡し研究支援機関を活用し、アカデミア等の優れた基礎研究の成果を臨床研究・実用化へ効率的に橋渡しするために研究費等の支援を行い、革新的な医薬品・医療機器等の創出を目指しています。また、臨床研究中核病院との円滑な連携を取り、支援を行うことで、医歯薬系分野以外も含めた拠点内外に埋もれている多数のシーズの発掘、支援をさらに促進する等、オールジャパンで橋渡し研究を効率的に推進します。

詳細は、AMED ホームページをご参照ください。

https://www.amed.go.jp/koubo/16/01/1601C_00053.html

 

【問い合わせ先】

<本事業・本研究に関するお問合せ>

高知大学医学部消化器内科学講座

電話:088-880-2338  E-mail:ktaniuchi@kochi-u.ac.jp

 

 <取材に関するお問合せ>

高知大学医学部・病院事務部総務企画課広報係 谷脇

電話:088-880-2723  E-mail:is09@kochi-u.ac.jp

 

<橋渡し研究支援に関するお問合せ>

岡山大学病院 新医療研究開発センター橋渡し研究支援室

電話:086-235-7019  E-mail :kenkyuu-seeds-hyouka@adm.okayama-u.ac.jp

●このページについてのお問合せは...

お問合せフォームへ

掲載されている内容について、不明点や疑問に感じたことなどございましたらお気軽にお問合せください。

インフォメーション

インフォメーション
AED設置場所