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2019.6.8-9希望創発研究会(6月例会)を実施

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2019.6.8-9希望創発研究会(6月例会)を実施

2019年7月1日

6月8日(土)-9(日)希望創発研究会(6月例会)を延べ70名で実施しました。今回は桂浜の坂本龍馬像すぐそば『国民宿舎 桂浜荘』にて、一泊二日の合宿形式で行いました。

6月~7月は、「問い」を立てられるようになる(資料、データ、現場観察等を通し、常に“本質は何か?”を考える)ことを研究会の状態目標として、下記のプログラムが実施されました。

1日目
基礎セミナー1 講演&すじなし屋「当たり前を疑う&思いの共有」講師 高知大学 大嶋俊⼀郎教授(副センター長)
「喧々諤々の議論をするということを、この中で皆さんとやっていきたい。」と話され、センターが出来るまで、パラダイムシフトのお話、イノベーションの創出について講演いただきました。

後半は、すじなし屋形式で行い、オーディエンスと対話をしながら”当たり前を疑う”ということを更に掘り下げる時間となりました。
※すじなし屋:その場に提供される情報を、共感を基盤に相互理解を促進する空間づくりの手法

基礎セミナー2「ワークショップ "問い"の立て方(1)-複雑な問題の理解を深めるために-」「ワークショップ "問い"の立て方(2)-課題克服へ、問いを分かち合う-」講師 株式会社エンパブリック 広石拓司氏
「なぜ格差は広がる?」「保育園問題はなぜ解消しないのだろう?」など、トレーニングとして出される例題についてグループで話し合い・発表しながら、問いを立てる行動と思考を学びました。




チームビルディング「一人一話」
「アメフトと私」「最近のイラッと体験」「大好きな仏像」等々、自由なテーマで一人5分(8人一組)話します。メンバー 一人一人の人柄、個性・考え方が垣間見えたプログラムでした。

学生企画:対話すなっく(高知大学版 哲学カフェの名称)
普段は学生同士で対話すなっくを実施していますが、今回は合宿の特別バージョン。社会人と学生が対等に話をする場で、学生がファシリテーターを務めます。今回は「働くとは」「友とは」「大人とは」の3つのテーマで、活発に意見が飛び交いました。社会人からは「当たり前を疑う」いい機会だったと好評でした。


2日目
宿舎の外を散策後、高知県立坂本龍馬記念館の見学と協働セミナーを実施しました。

協働セミナー「龍馬の政治思想と人生哲学」講師 高知県立坂本龍馬記念館学芸員 高山嘉明氏
古い物を土台にして新しい物を作り出すに至った龍馬の人となり・政治思想について、龍馬が家族に宛てた多数の手紙から読み解いていただきました。

午後は個別チーム活動を行いました。この二日間で学んだことを活かし、活発に意見を交換していました。


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参加者の声
・今回の合宿では今まで関係が築けていなかった人とも話ができ、グループだけでなく全体としての協働の意志が強固になった。また1日目の座学で学んだ「当たり前を疑う」「問いを立てる」事が、2日目の龍馬記念館の見学において、龍馬の行動に感銘を受けるだけでなく、その時々の心情・理念を紐解くように自身の視点・考えが変化している事が新たな気づきだった。

・対話すなっくは、簡単なキーワードをテーマとしているからこそ、学生・社会人がフランクかつ自由に意見を言える環境が出来ていて非常に面白い取組であったし、貴重な機会だった。

・龍馬記念館に関しては、高知県民ながら行くこともなく非常に興味深く、面白かった。私の感覚だが、以前よりも「なぜ」と考えることに奥行きが出てきた様に感じる機会が増えたと思う。

・合宿を通して、チーム外の社会人と学生で交流することができ、有意義な時間を過ごすことができた。
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