2018.12.8-9 希望創発研究会(12月例会)を実施

2019年1月11日

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 12/8(土)-9(日)、高知大学朝倉キャンパスにて、希望創発研究会(12月例会)を実施しました。1日目12/8(土)に特別協働セミナー講師に吉野彰氏をお招きし、参画社員や登録学生の他に一般学生や一般の参加があり、延べ101名が参加をしました。

 

 1日目
【チームで喧々諤々議論】

 チーム毎に自由な活動を展開しています。会場に集まり、持ち寄った情報を共有するところから研究テーマを深めるチームや、地域に出て調査活動を行うチームなど様々です。
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 今回は、Bテーマのチームが馬路村を訪れ、馬路村農業協同組合と馬路村社会福祉協議会で聞き取り調査を行いました。現場の声を、現場の空気を感じながら直接お聞きすることで、「自分の目で確かめ」「自分の耳で聴き」「自分の肌で感じ」「自分で考える」ことの重要性を実感した貴重な体験になったようです。

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【特別協働セミナー「リチウムイオン電池とイノベーション」】
 17時からは、ノーベル賞に近い日本人と言われている旭化成株式会社名誉フェロー、名城大学教授の吉野 彰氏をお招きし、特別協働セミナーが行われました。櫻井学長からの挨拶の後、吉野氏の講演が行われ、リチウムイオン電池が生まれるまでのご苦労やどうすれば発明につながるのか、そして吉野氏がイメージする未来社会についてなど研究者としての思いをお話しされました。

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 後半は、場所を変えてセンター関係者と吉野氏によるすじなし屋形式での対談を行い、参画社員はもとより学生からの率直な質問が飛び交う中で、吉野氏の人柄、そして想いに触れることができました。
※すじなし屋:その場に提供される情報を、共感を基盤に相互理解を促進する空間づくりの手法

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2日目
【引き続き、チームで喧々諤々議論、中間報告会(B)】

 Aテーマのチームは前日に引き続き、自由にチーム活動を行いました。
 Bテーマのチームは中間報告会を行い、現段階でのテーマへの取り組み状況を報告しました。
 個別に立てた問いに対し、広げたり深めたり戻ったり、行きつ戻りつの中で、希望ある未来を考え、自分たちが本当に大事だと思うことは何なのかを追及しています。

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/// 参加者の声 ///
・未来を想像する力と、それを他人と共有する表現力が必要だなと思った。未来を見るとき、現実的な視点と希望(創造)的視点のバランスは難しいが、ただ現実の延長で未来を見ると、私には暗い未来しか見えて来ない。そこを他人と共有して、より良い未来にするために議論する難しさを感じた。

・今回のチーム討議では、課題の本質は何か?に主眼をあてた。食とは何か?という問いに対して時間をかけて取り組み、自分たちが考えている解決手段のブラッシュアップにつながった。日頃の業務では、あまり時間をかけれてない所であり、新鮮であった。

・リチウムイオン電池に限らず社会インフラのなかで自動で充電・放電できるような「電池」によって社会システムが変化することがポイントで(ガソリンではそれができない)、何電池になるかや電池の各素材などは大きな問題ではない、と話されていたのが、電池の開発者なのに社会の見方が大きいと感じ嬉しかった。

・会話の中で、イノベーションについて教えてもらいました。自分の専門分野だけを見ていても探求面では上昇しない。全く専門分野と関係ない本を読むことによっていろいろな知識を取り入れる。そのときに専門と探求が比例し、イノベーションとなる。私の中で、この1年間を振り返るような気付きがありました。
 

 

 

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