2019年11月17日 2019年度外国人留学生見学旅行

2019年11月17日

 2019年11月17日(日)に今年度新たに入学した外国人留学生を対象に香川県の中央に位置する四国霊場75番札所の善通寺と仲多度郡琴平町にある中野うどん学校、金刀平羅宮への見学旅行を日帰りで実施しました。見学旅行は外国人留学生が日本及び地域の歴史・文化を学び理解を深めるとともに、留学生間の親睦・交流を図ることを目的としており、留学生51名、教員4名が参加しました。
 善通寺では、まず弘法大師空海が産まれた場所である御影堂の地下に続く階段を降りていきました。階段の先の地下には真っ暗闇が続いており、約100メートルの通路をめぐる「戒壇めぐり」を体験しました。留学生は何の前触れもなく真っ暗な通路に入っていき、最初は驚いていましたが、中央の大日如来像が安置されている部屋までたどり着くとほっとしたような表情を浮かべていました。また、「戒壇めぐり」は真っ暗な中を進み自分を見つめ直す精神修養の場だということを説明すると、納得したようにうなずいていました。その後、宝物館で貴重な経典や仏像を見物したり、本堂で思い思いに参拝したりし、四国のお遍路さんの文化に触れる良い機会になりました。
 中野うどん学校では、講師の先生がうどんの作り方や粉と水や塩の季節による分量の違い等について説明され、その後グループに分かれてうどん作りに挑戦しました。名物の音楽に合わせてリズミカルに生地を足で踏む場面では、会場が一気に熱気に包まれました。体験後、それぞれのグループで作ったうどんを食べて、興奮冷めやらぬままうどん学校を後にしました。
 午後は事前にもらった見学旅行のしおりを片手に、琴平町界隈にあるお土産屋さんの特産品を堪能しつつ、金刀平羅宮の本宮に続く785段の階段を時間が許す限り上っていきました。丁度紅葉が色づき始めた季節で、ところどころに点在する紅葉の景色が美しく、往復のバスの旅を短く感じさせるほどでした。
 参加した留学生からは「戒壇めぐりは真っ暗な中で自分が見つけられ、一番有意義な時間でした」、「善通寺の景色と建物が素晴らしかったし自分の国の寺とはまた違う神聖なお寺が感銘深かった。日本の仏教の文化遺産を直接見られた点が勉強になった」、「うどんを作ったのは初めてですが、グループで協力し音楽に合わせて生地を踏み、皆盛り上がっていました。うどんの食べ方も勉強しました」、「みんなで一生懸命作ったうどんだから、もっと意味があり、もっとおいしかった」、「金刀比羅宮の山頂まで登り、本当に疲れたが楽しかった。登っていくうちにいろいろな風景が見られ、とても達成感があった」、「今回の見学旅行の雰囲気が良くて、みんなの交流が増えました」などの感想が寄せられ、留学生にとって大変有意義な見学旅行となりました。
 

 

見学ツアー(善通寺).JPG 見学ツアー(うどん足踏み).JPG
善通寺(境内を散策する留学生) 中野うどん学校(リズミカルにうどん生地を踏む留学生)

 

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