2017年度JICA課題別研修「“子どもの学びを保障する”へき地教育の振興―SDGsの達成に向けて」コースを実施

2017年7月11日

 高知大学は、独立行政法人国際協力機構よりJICA課題別研修「“子どもの学びを保障する”へき地教育の振興―SDGsの達成に向けて」を受託し、6月9日(金)~23日(金)に本学朝倉キャンパス等で同研修を実施しました。
 本研修コースは、政府開発援助(ODA)事業の一環で、へき地教育に携わる開発途上国の行政官や現職教員などを招き、日本における同教育の現状や取組を学ぶことを通して、“子どもの学びを保障する”ための自国の抱える課題に対する解決方法を見出すことを目的としています。
2014年から年1回実施し、4回目となる今回は、15か国19名の研修員の参加があり、大学キャンパス内のみならず地域の小学校(仁淀川町立長者小学校、本学教育学部附属小学校)などにおいて、講義で学んだ教育行政や教育制度の理論を実践する場を視察しました。実際の教育現場で行われている複式学級の指導方法を体験的に学び、理論と実践の組み合わせによる参加型学習を取り入れた研修設計となっていることなどについて、研修員による事後アンケートの結果等でも高い評価を得ております。
 研修最終日には、本研修での学びの成果をどう還元し、どのように実践していくのかについて、研修員自身がその行動計画を発表しました。このプレゼンテーションでの発表内容は、研修員が帰国後にそれぞれの教育現場での課題解決のために活用し、各国のへき地教育の振興の一助となることが期待されています。
 本学は、今後も続き地域の皆様にご協力いただきながら、SDGsの達成に向けて、よりよい国際研修の実施を目指していきます。

 

※SDGs・・・Sustainable Development Goals
2015年9月、ニューヨーク国連本部において開催された「国連持続可能な開発サミット」において、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ(2030アジェンダ)」が採択され、「誰一人取り残さない-No one will be left behind」を理念として、国際社会が2030年までに貧困を撲滅し、持続可能な社会を実現するための重要な指針として、17の目標として設定されたもの。

 

 

 

アクションプラン作成指導 

    <グループワークでディスカッション>

 

仁淀川庁舎小学校視察風景

   <仁淀川町立長者小学校の視察風景>

 

高知大学教育学部附属小学校の視察

  <高知大学教育学部付属小学校の視察風景>

 

松山先生による講義

  <高知大学教育学部附属小学校による講義

      「複式学級指導案の作成」>

閉講式記念写真

     <閉講式での集合写真>

 

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