2017年度JICA課題別研修「インクルーシブ教育実践強化コース」を実施

2017年5月25日

 高知大学は、4月13日(木)から4月28日(金)までJICA課題別研修「インクルーシブ教育実践強化」コースを実施しました。
 この研修コースは政府開発援助(ODA)の一環として、独立行政法人国際協力機構(JICA)から国際連携推進センターが受託して実施したもので、教育現場での視察を通じ、自国で応用できる支援インクルーシブ教育推進策を修得することを目的とし、中南米6か国(ウルグアイ、コスタリカ、ドミニカ共和国、パラグアイ、ベネズエラ、ボリビア)からこの分野に携わる行政官や現職教員15名を招き行いました。
 研修ではインクルーシブ教育の専門家による講義を通して、日本のインクルーシブ教育および特別支援教育の制度について理解を深め、日本と自国を比較することで、自国の課題整理に繋げることができました。また、教育学部附属特別支援学校や高知市立行川学園等を訪問し、指導内容や方法を実際に学び、また児童生徒との交流を通じて、日本のインクルーシブ教育及び特別支援教育の姿を実感して頂きました。
4月18日(火)には、研修コースに合わせて、北欧諸国やアメリカから5名の専門家を招き、各国のインクルーシブ教育の取組について発表する「インクルーシブ教育国際セミナー」を開催し、世界各国の現状や課題も幅広く学んでいただきました。
 研修の最後には、日本で学んだ成果を自国に応用した行動計画を作成した研修員からは「インクルーシブ教育における、学校、コミュニティ、県、大学の連携について学んだ。また、学校の計画レベルもすばらしい。各活動が考え方や戦略に裏打ちされている」「学校視察を通して、先生や生徒との関わり方、教室での指導方法・カリキュラム、そして作業学習等を学んだ。自国での実用的な模範となるので、大いに役立てたい」など、満足度の高い感想が寄せられました。
 高知大学は、来年以降も高知県内の教育機関と連携してインクルーシブ教育に関する国際研修を行う予定です。

 

 

 

 閉講式

          <閉講式>

木工授業 

    <特別支援学校で木工授業の見学

 アクションプラン作成

   <アクションプラン(行動計画)作成

 講義

 <スウェーデンヨーテボリ大学のギルマ教授の発表

 特別支援学校での交流

     <特別支援学校での児童生徒との交流

 

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