2015年09月16日 2015年度JICA課題別研修「へき地教育の振興」コースを実施

2015年9月16日

 高知大学は9月3日(木)から9月16日(水)までJICA国際研修「“子どもの学びを保障する”へき地教育の振興-MDGs/EFAの達成に向けて」コースを実施しました。

 

 今回の研修コースは、アフリカ・アジアを中心に9か国15名の中央・地方の行政官、研究員、教員養成大学の学部長などが参加し、へき地校での教育方法の視察実習、地域住民と学校支援の取組みを視察しました。

 

 研修ではまず都市部の小学校として京都市の上鳥羽小学校を視察、研修員は授業での小学生の活発な様子と授業後の清掃活動にびっくり。多くの国では、学校の掃除は掃除人がやっているのです。

 

 高知での研修ではへき地学校の教育法の実践的なノウハウを学びました。高知大学附属小学校において複式学級の指導法を視察・学習し、指導計画の作成の実習を行いました。へき地校では、仁淀川町立別府小学校を訪れ、校内研修の模様を視察し、PTAや老人会の人々から地域と学校の関わりについて話を聞きました。両校で研修員は生徒との交流や給食を体験し、教育レベルの高さと教員の熱心さ、そして地域の方々と学校の親密さに驚いていました。

 

 研修の最後には、帰国後の教育改善を促すアクションプランの発表会があり、教育改革案から学校の指導計画作りマニュアルなどまで多岐に渡るアイデアが披露されました。

 

 研修を受けた研修員からは、「日本の複式学級における指導法は問題解決や協力して学び合う能力を高めることができると感じた。」、「へき地において地元コミュニティが信念と希望を持って子供の可能性を信じ、学校と良好な関係を築いているのが印象的であった。」といった感想が寄せられました。

 

 この研修コースは政府の開発援助の一環として、独立行政法人国際協力機構(JICA)から高知大学が受託して行ったものです。
高知大学は、来年以降も教育関係の国際研修を実施していくことにしています。

 

2015年度JICA課題別研修「へき地教育の振興」コースを実施 2015年度JICA課題別研修「へき地教育の振興」コースを実施
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