◆大学院理工学専攻2年の野村夏希さんが、日本地質学会第131年学術大会において、「学生優秀発表賞」を受賞しました

2024年10月16日

 大学院理工学専攻2年の野村夏希さんが、2024年9月8~10日に山形大学で開催された日本地質学会第131年学術大会において、「学生優秀発表賞」を受賞しました。

 本賞は学生による優れた研究発表を奨励し、研究発表技術の向上を目指すことを目的としており、第131年学術大会では、134件のエントリーの中から34件が選出されました。

 野村さんは「四国沖南海トラフ海底下に発達する充填鉱物帯の分布」のタイトルで発表を行い、南海トラフおよび周辺域の海洋コアの解析から、これらの地域の海底下においてバライト(BaSO4)やロードクロサイト(MnCO3)といった重鉱物が濃集する領域の分布と産状を明らかにしました。その結果、重鉱物の沈殿がプレート収束帯近傍で流体と関係して起こったことを指摘しました。本研究の成果は、地震発生や海底資源形成にも関係するプレート収束帯の流体循環の解明に繋がることが期待されます。

 

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