医学部 生化学講座 太田信哉講師の研究成果が、米国の科学雑誌『Molecular & Cellular Proteomics』(2月1日)に掲載されました。

2019年2月15日

 本学医学部生化学講座と徳島大学先端酵素学研究所、英国 エジンバラ大学、ドイツ ベルリン工科大学は、分裂期染色体のX字形への凝縮を担う軸索部分“chromosome scaffold”の全容をプロテオミクスで明らかにすることを試み、新規chromosome scaffoldタンパク質BAZ1Bを見出しました。さらに、このBAZ1Bが分裂期初期の染色体凝縮に重要であることも見出しました。分裂期における染色体の正確な凝縮過程の失敗は、がんや骨髄異形成症候群などにみられるゲノムの量的不均衡といった病態を引き起こします。
  本研究成果は、プロテオミクス分野におけるトップジャーナルである「Molecular and Cellular Proteomics」にて発表されました。今論文で、生化学講座 太田信哉講師は筆頭著者と責任著者の両方を務めています。

◆発表雑誌
*Shinya Ohta, Takako Taniguchi, Nobuko Sato, Mayako Hamada, Hisaaki Taniguchi, and Juri Rappsilber Quantitative proteomics of the mitotic chromosome scaffold reveals the association of BAZ1B with chromosomal axes. Molecular and Cellular Proteomics, 18(2):169-181, 2019.
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